雑誌

超クール

「クール・ジャパン」って(笑)。しかしまあ、サッチャー小泉からブレア鳩山へ、という物語が本当にパスティーシュじゃないかと思わせるような。こういうの、知恵袋がいるのかなあ。いたとしても底の浅い袋だが。 『英語青年』の「文章読本」。ウィリアムズ…

新シリーズ

『英語青年』にて、新シリーズを開始いたしました。題して、「21世紀の生のためのキーワード――新しい批評のことば」。うん、大きく出たね。でも、恥ずかしげもなく大きなことを言う「ことば」を獲得する必要がある、そのように考えて始めたのです。 ちょっと…

峠越え

峠はとりあえず越えたか。でも、明日からは「活動」で朝から大学をうろうろせねばならぬ。 『英語青年』の「英語文章読本」、ウィリアムズの『田舎と都会』が来ましたな。でも、まだ(上)なので、ここで拙速にコメントすると(下)(それとも(中)?)で落…

筋肉痛と50周年とヘーゲルとハイチ

結局、テレビと掃除機を購入することになったのだが、ネットで注文しているときにふっと意識を失って気づいたらWii Fit Plusもなぜかうちに届く。二日ほどボクササイズやヨガをしただけで、全身筋肉痛とはこれいかに。いかに、というか日ごろの運動不足の激…

時間と記憶と自己意識と忘却

ちょいとご無沙汰していましたが、「平常営業」が続いたせいで書くこともなく。 そのような平常営業の中、ひとつ私の心にとりついて離れない憂いが。 最近、双子との会話の中で、ほんの一年前にいた京都の話がでても、どうやらほぼ忘れ去っているみたい。そ…

発行

うーん、風邪引いた。熱はないので「新型」ではないと思うが。 新雑誌『レイモンド・ウィリアムズ研究』第1号がいよいよ発行。ISSNつけてはいますが基本的に地下出版物ですので、手には入りません。あしからず。 追記:目次については、id:melanie-ji-wooさ…

二つの文化

発作的に始まった「寸鉄」カテゴリー、「寸鉄」ゆえにそれ以上の言葉はつけくわえません。ということで、レスもつけませんがご容赦を。 翻訳×6、論文×2、口頭発表×2を同時並行的に、日々判で押したように進める日々。ああ、これがずっと続けばいいのに。 本…

もうずっとポストフォーディズム

本日は久々に会議のない水曜日。 2限の『アイタタ』講義は、「退屈」の章だったので、ヒッチコックの映画版で『三十九階段』の内容を確認するものの、これ、原作とはかなり違うのだろうか。原作読んでないのでなんとも。三十九夜 [DVD] FRT-141出版社/メー…

疲労

ここ二日間、ヤボ用で双子を連れてかけずり回って疲労困憊。もちろん本など読めない。電車の中で子供が寝てしまえば読むチャンスもあるかと思い、大人買いした藤田省三著作集のうちから一冊携えてはいたのだが。一ページくらいしか読む時間なし(その一ペー…

自由連想

昨日はイギリス文化史教科書の研究会。お題はサッチャリズム、80年代。 新自由主義については、ポストフォーディズム的労働への労働の変化と、それにともなう「人間の規範」の変化というところが重要であり、新自由主義下の文学や文化を問題にするときには…

階段落ち

足が痛い。まともに歩けない。 なぜかというに、なんと、階段から落ちました。すでに一昨日の朝の出来事ですが。寝ぼけて自宅の階段を下りようとして、踏み外しちゃった……。右足親指を突き指、左足ふくらはぎ、太もも、尻を打撲。痛さとショックと惨めさで、…

休刊

ちょいと衝撃のニュースが入ってきた。Asahi.comより。 「英語青年」休刊へ 110年の歴史に幕2008年12月16日 1898年創刊の英語・英文学研究誌「英語青年」(研究社発行)が、来年の3月号(通算1921号)で休刊する。英語・英文学会の告知などの情…

最終回

英語青年 2009年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 研究社発売日: 2008/12/09メディア: 雑誌この商品を含むブログ (3件) を見る 「新潮」最終回です。約一年間で4回書いたわけですが、非常に楽しかった。まだ、あれも、これも、と思ってしまうわけですが、そ…

補遺

英語青年 2008年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 研究社発売日: 2008/11/10メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る 私が先陣を切ったウィリアムズ特集(リレー連載)の第二回。心して、目を見開いてよく読め、です。 ところで、この雑誌について、…

先鋒

英語青年 2008年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 研究社出版発売日: 2008/10/09メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 届きました。マキューアン特集、ではもちろんなく、レイモンド・ウィリアムズのリレー連載の切り込み…

保全

昨日は東の都と北の国よりお客様。今回は、比叡山にご案内(私は最近行ったばかりだが、延暦寺には行けなかったので)。写真、と思ったが、人の入っていない写真がない。 比叡山を下りて、今度はその比叡山を下から眺める絶景ポイントとして、岩倉の圓通寺へ…

野次馬

昨日の「活動」をもって、ようやく「夏休み」に突入。研究するぞ。英語青年 2008年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 研究社出版発売日: 2008/08/08メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る 私も現在書いているコラムで、ちょっとした「事故」が発生…

思弁ですが何か?

表象〈02(2008)〉特集 ポストヒューマン作者: 表象文化論学会出版社/メーカー: 表象文化論学会発売日: 2008/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 60回この商品を含むブログ (11件) を見る これ、「学会誌」なわけで。こういう形で学会誌が出せるというの…

人間関係認知障害

ふと思ったのだが、私は人間関係が苦手である。 いや、対人恐怖症とかではなく、家族・親族相関図が苦手という話。会話していて「私の母の姉の夫が……」とか言われた時点で、耳はもう聞いていない。どうも、三親等以上離れると、頭に入ってこないのである。 …

未来派飛行士

Poetry of the Revolution: Marx, Manifestos, And the Avant-gardes (Translation/transnation)作者: Martin Puchner出版社/メーカー: Princeton University Press発売日: 2005/12/11メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を…

モダニズム空間

Critical Quarterlyの'Modernist Spaces'特集をネタに研究会。 Michael Levenson, 'From the Closed Room to an Opening Sky: Vectors of Space in Eliot, Woolf, and Lewis'は、これはもう大御所の余裕という感じ。Wyndham Lewisの絵画作品の変遷などは、知…

文化と抵抗と青年

お仕事二つ。文化と抵抗 (ちくま学芸文庫)作者: エドワード・W.サイード,デーヴィッドバーサミアン,Edward W. Said,David Barsamian,大橋洋一,大貫隆史,河野真太郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/03/10メディア: 文庫 クリック: 22回この商品を含む…

入会その後

こちらで入会を宣言したThe Raymond Williams Society、ちゃんと活動しているのかしら、と、ちょっと不安になってましたが、今日無事学会誌のKey Wordsが届く。バックナンバーも揃えよう。(1号と3号は、学会のホームページで無料で読めます。)ちなみに、ち…

エコ

某学会の論集編集のために、投稿論文の修正案を。これが半日かかった。編集にたずさわるのは初めてだけど、これは大変だなあ。汚れ役というか。 明日の大学院授業の準備。引き続きこれ。Beginning Theory: An Introduction to Literary and Cultural Theory …

操作主義

週末の研究会に向けて、ようやくまとまった時間が取れる。午後いっぱいエンプソンと格闘。半日じっくり、というのもものすごく久しぶりな気がする。逆に、日頃いかに読書や思考が分断されて、まともに研究できていないかが痛感され、ため息。来年は本務校・…

困った

会議と学生の面談で大学へ。図書館で『英語青年』を覗く。困ったことになった。川端康雄先生が、COLLINI : ABSENT MINDSの書評をしているじゃないの。 何が困ったかって、私、某媒体で、この本の書評をすることになっていて、この方に書評されては、つけ加え…

ホープという名の女

Virginia Woolf Quarterlyという雑誌があって、1972年から1978年まで、3巻12号だけで終わってしまった(んだよね?)雑誌である。 日本の図書館には2館しか所蔵がなくて、オーストラリアの古本屋で全巻安くそろえているところがあったので注文。届いてみてび…

フォークナア

フォークナー (第5号(2003))作者: フォークナー協会編集室出版社/メーカー: 松柏社発売日: 2003/05/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 突然ですが、上記雑誌『フォークナー』所収、村山淳彦「フォークナーとフォークロア」。土曜の打ち合…

舞台芸術

舞台芸術 (10)作者: 鴻英良,太田省吾出版社/メーカー: 京都造形芸術大学舞台芸術研究センター発売日: 2006/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る アマゾンにアップされたので、紹介しておきます。

ダンカイ

『英語青年』7月号をちらっと覗く。 『現代批評理論のすべて (ハンドブック・シリーズ)』の書評が目当て。内田樹と共著も出している(下記参照)、難波江和英さんによる書評とあって、半分楽しみ、半分びくびくしながら。あの、あり得ないタイトルについて…