2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

元気な爺さん

またしても低空飛行。ブーン。 ちょっと元気の出そうな本が届いたので読んでもいないが紹介。What Good are the Arts?作者: John Carey出版社/メーカー: Faber & Faber発売日: 2006/06/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る 『知識…

分裂(二冊に)

研究室でその場にいる学生にパソコンからメールを送る、という場面があって(どうしてそんなことになったのかは話が長くなるので割愛)、もちろんすぐに届くのだが、その学生、「やっぱり近いから早いね」とのたまう。冗談かと思ったら、本気で言っている。…

歴史。

某読書会に遠隔参加のため、ここ数日は、ダーウィンの世紀末作者: 富山太佳夫出版社/メーカー: 青土社発売日: 1995/01メディア: ハードカバー クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る所収の政治的無意識―社会的象徴行為としての物語作者: フレドリ…

アラージー

会議と会議の間、ほんの30分をぬってキャンパスを抜け出し、喫煙目的で喫茶店に。『週刊現代』の高橋源一郎の連載にとても気になる記事が。最近増えているとされる乳幼児アレルギーの原因に、離乳食の開始時期が関連するかもしれないとか。1980年に当時の厚…

ダンボウ

そろそろ暖房の心配をし始めてます。わが家はもっぱら石油ストーブだったのですが、いろいろと怖い。現在赤ん坊のいる家の暖房の定番といえば「オイルヒーター」らしいということで、調べているのだが、定評のあるデロンギは高い。電気代も高いらしいし、う…

メトロ

メトロポリス [DVD]出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2006/10/21メディア: DVD購入: 1人 クリック: 125回この商品を含むブログ (88件) を見る めでたくDVDで入手可能となりました。2001年ベルリン映画祭で上演された「最新復刻版」のDVD。私は映画とい…

教育したり育てたり

一限は文法。分詞とか分詞構文とか。去年私の英語のクラスになって、文法的に文章を読むことをたたき込まれた学生たちは、「分かって」きている感じが確実にあって、やった甲斐があったとしみじみ。私は英語教育学の専門家ではない(英語教育の専門家ではあ…

ニューヒス・ジョンスコ・パトメセ

最近、何かの流れで新歴史主義のおさらいをしているのですが、ニュー・ヒストリシズム―文化とテクストの新歴史性を求めて作者: H・アラム・ヴィーザー,伊藤詔子出版社/メーカー: 英潮社発売日: 1992/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 訳…

もうひとりじゃない

英語×2、ゼミ、なんだかぐちゃぐちゃーっと雑用の後、教授会。ちかれた。というか、いろいろな面でストレスの溜まる一日。発散しちゃおうかな。 事務方の連絡ミスで急遽明日「出張授業」をすることに。非常勤先に臨時休講の連絡。頼むよ…… 過去のことをグダ…

否定論否定論

授業・授業・卒論指導・会議。ポストモダニズムとホロコーストの否定 (ポストモダン・ブックス)作者: ロバートイーグルストン,Robert Eaglestone,増田珠子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/09/28メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 28回この商品を含…

The New Spirit of Capitalism 第1回

このカテゴリー、一回書いてそれっきりになってましたが、ようやく復活させます。まあ、『新しい精神』は積ん読になっていたということですが。改めまして、↓この本をひとり読書会。The New Spirit of Capitalism作者: Luc Boltanski,Eve Chiapello,Gregory …

理論と実証

今、改めて「理論か、実証か」もしくは「理論か、歴史か」ということが問題になっている。それを示す事例に連続で出会ったのである。ひとつは亡くなった村山さんの日記の最後のエントリーでも触れられていた、『英語青年』10月号(1892号)所収の遠藤不比人「…

追悼

書いては消し、書いては消し。 死はあまりにも無意味だから、それについては沈黙を守るか、言葉を紡ぎ続けるか、その二つしか選択肢はないのです。死についての言葉は、いつも多すぎたり、少なすぎたりする。だから、書いては消し、書いては消し。 しかし、…

本のATM

以前、「本を殺す」というエントリーを書いたが、本の電子化の流れには、「紙の本をめくり、線を引き、書き込み、端を折り……」という読書習慣が最終的な障壁として立ちはだかっていると思う。あと、私のように読みもしない本を所有したがる性癖も。そこで、G…

現代文芸論研究室

http://www.l.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/report.cgi?mode=2&id=65 こんなのが。シンポジウム、今日じゃないか。この改組の内部的な意味はよくわからんが、個人的にはこういうのは歓迎。良かれ悪しかれ東大のすることはインパクトを持ってしまうので、これは、例…

数日前の躁鬱話はほとんどネタであったが、私はメンタル低下すると「口内炎」ができる。で、やはりできました。口内炎が持病の人には分かってもらえると思うが、歯痛と同じように口の中の痛みは気を散らせる。 以前から書いているように、私はゼミで「翻訳」…

けんきうする子育て

子育てとは言っても、カミさんの手伝いしかできないわけで、大きな顔もできないわけだが、そのカミさんは(一年ぶりの)美容院に行って不在、左手で本を持ち、右手でほ乳瓶を支え、右足でゆりかごをゆらすこと30分、みごと寝かしつけた時には「やってやった…

ハクロン

という名のお化けにとりつかれ続けている。 私は英文学など専攻しながら今どき「留学なし、博論なし」という二重苦で就職先を見つける(それも公募で)という偉業をなし遂げた者であり、それに対して歪んだ矜恃を抱いているが(いや、外国文学の研究者を目指…

オッサン

しばしば指摘されることであるが、乳児は思いのほかオッサンくさい。初めは「ケプッ」とかわいらしかったゲップも、「ゴブォッ」と豪快になってくるし、各種の臭気もその強度が漸増していく。最初はわずかしか飲まなかったミルクも、際限なく飲み始め、かと…

そうだ、

小声で言おう。誕生日おめでとう、自分。