雑感

2016年反省会

研究会の告知板にしかなっていないこのブログですが、年末恒例の反省会はやるのです。 今年の前半はサバティカル(正式には「海外研修」)でウェールズはスウォンジー大学にお世話になっていました。そこでの経験は、アーカイヴ調査などの純粋研究上の部分で…

UKビザ取得顛末

かなり苦労しましたが、ビザをようやく取得しました。 同業者の多くはビザを取っているはずなのだけど、ネットでも意外とまとまった情報は少なく、また、身近な知り合いに聞いても、取って数年してしまえばみんな細かいことは忘れてしまっている。また、制度…

反省会

すっかり研究会の連絡掲示板と化した本ブログですが、恒例の(?)年末ネオリベ的自己点検だけはやるのであります。というのも、今年は本の形になった出版がゼロということで、そんな年だけ自己点検しないのもアレなので、ちゃんと点検するのです。 仕事をふ…

年越せない

今年も本ブログはすっかり連絡掲示板になってしまいました。まあ、それでも細々と続けていきますが。 で、年末だけは毎年やっているネオリベ自己点検。「総括」と言いかえれば少し違った感じになるでしょうか。 今年は著書1、編著1、共著1、論文1、学会発表2…

反省会

大晦日でございます。2012年の反省会。 今年のハイライトは博論審査でしょうか。その内容については不十分な部分も多すぎるので反省ばかりですが、なんにせよひとつの区切りを迎えたという感じであります。関係者のみなさまには深い感謝の念を。その後のハイ…

震災を語る

ふと、1年以上前、2011年5月に書いた文章のファイルを開けて、自分の文章ながら打たれてしまったので、ここに転載します。とある学会誌に寄せた随想ですが、まあ学会の性質からしても転載して構わないかと。 この心持ちを忘れずに、と自分に宛てた文章であっ…

価値と大晦日

『Web英語青年』のキーワード連載、今回は「価値」です。これまでとは打って変わって真っ正面からぐいぐい論じられております。思うに、文学研究において「価値」の問題は長らく棚上げにされてきたと言えるかもしれません。文学的経験、さらには経験一般の「…

告知

一橋大学にて、下記の要領で勉強会を開催します。放射性物質が拡散してしまった現在、今後どのように生活していけばよいのか、かなり具体的な知識が得られるはずです。 NPO 市民科学研究室 上田昌文さんと学ぶ 放射能とともに生きる―内部被曝との向き合い方 …

持つことについての覚書き

キーワード「持つ」について、大事なことに気づいた気がするので覚書き。おそらく、「持つこと」と「あること」の結びつきと断絶が重要(英語のpropertyに表れているような)。"I shop, therefore I am"というのを見て思ったのだが、買い物や所有とアイデン…

Out of Apathy

土曜日の二つの研究会、盛会でした。手前味噌ながら、アクチュアルなことをやっていればそうなる、ということでしょうか。 まったく関係ない(そして関係の深い)告白をすると、私は昨日の都知事選、迷った末に「棄権」しました。石原と東国原の偽の「対立」…

風景萌えと「現在へのノスタルジア」

この冬三度目の流行性胃腸炎をやったと思ったら、つづけて謎の病気。熱はないのに悪寒がして、ひたすらに眠くなり、鼻はひどい炎症、というもの。まる二日くらい棒に振りました。 ところで、フレドリック・ジェイムソンは下の本もくわえた各所で「現在へのノ…

年始のご挨拶

非常に遅ればせながら、明けましておめでとうございます。 年末年始は、結局、仕事時々子供と遊んでもらう日々。しかも、年末から年始にかけて二度にわたり流行性の胃腸炎にかかるなど、どうも不調です。 正直この二年ほど(というのは東京に戻って以来)、…

年末の固め打ちイヴェントが終了。 日曜は新自由主義研究会。なんだか本ブログの前のエントリーが暗いのことをご心配いただく。世の情けに感涙、かと思ったら、どうやら心配というよりは、日頃ふてぶてしいshintakが落ち込んでるのがうれしいということらし…

ぶつぶつ

昨日あたりから、いまさらながらブツブツやりはじめました。左のリンクからどうぞ。

諸々

なんだかまたご無沙汰してますが、ここのところのいろいろと告知を。 先週の日曜は新自由主義研究会。最大限(最小限?)に煎じつめれば、これは「文化」という言葉が何をさすか、ということをめぐる闘争の話であろう。この論点の重要性、どうにも理解されな…

シェリー

といっても詩人のシェリーではなく尾崎豊には『シェリー』という歌があるという話。 最近、1950年代イギリス小説を「イニシエーション小説」として見るという作業に着手したのだが、これはべつに文学史的な作業をしようというのではなく(最終的にはそうでも…

シラバス

なんだか最近更新頻度が減ってますが、まあそんな感じで。 10月もあっというまに半ば、授業が始まり、恒例の書類書きに追われたり、運動会があったりしているうちに月末までに仕上げるべき諸々が遅々として進まず、どうしたものやら。ここしばらく、どうも仕…

花火

昨日の晩は、東京競馬場に花火を見に行く。ここの花火、大々的に宣伝してないので、比較的(あくまで比較的)ゆっくり見られるのです。

TAGTAS/FORUMの告知

以下、告知です。確か入場料が必要だったような。確認してアップデートします。 7/11(日)[レイモンド・ウィリアムズと前衛の系譜学] 大貫隆史+河野真太郎 大貫隆史(戦後イギリス演劇・批評理論),河野真太郎(2 0 世紀イギリス文学・批評理論)/対談レク…

二重苦

腰が治らないのに今度は風邪ひいた……。 今学期を乗り切れるかしらん。

ぎっくり

どうもぎっくり腰っぽい。最低限の日常生活はできるものの、ちょっと無理できない感じ。ああ。

青春

つまり、シリトー(もしくは「怒れる若者たち」)=尾崎というのは、怒っているということだけではなくて、彼らのおかれていた歴史的局面と、その「怒り」の原因が似ていた、ということなのである。 怒れる若者たちが、戦後イギリスの「豊かな社会」の中、物…

別館

突然ですが、別館作りました。題して「今日から四百枚」。 写真に特化したブログです。はてなで写真をアップロードすると、縮小の処理の関係か、非常に精細さを欠く画像になるので、古巣のso-netにて。 一日一枚を謳ってますが、まあ無理でしょう。コメント…

試してみた

私は逃げたり隠れたりしてすっている喫煙者ですが、話題の(?)無煙タバコ、東京都限定発売の「ゼロスタイル」を試してみる。 ……うーん、残念。これは、確かにかぎタバコの香りはあるものの、パイポとそんなに変わらないかも。喫煙というのは、その動作や呼…

最悪

今度はパソコンが不調。カスタマーサポートに電話して、いろいろチェックしたら、ハードディスクドライブが物理的に壊れている模様で、入院することに。一週間。いや、この時期(学会まであと●●日)に一週間パソコンを奪われるのは、痛いぞ。 で、これはどう…

「お祭り」

本日は5月1日。メーデー。*1とはいってもメーデーの行事に参加する機会はこれまでなく、初めて吉祥寺に足をはこぶ。 こういうスタイルの「運動」も、はっきりいえば「残滓」化してるんですよ。こんなこと言うと怒られるでしょうけど。でも、残滓はとても大事…

鳩山×ハーヴェイ

ああなんだかせわしい。水曜日はいくつかの会議の後、夜は組合のメーデー前夜祭で学習会。渡辺治さんをお招きして民主党政権の現在について。突然司会をやらされる。 私はイギリスをやっていることもあり、小泉政権から鳩山政権への流れと、サッチャー政権か…

村上龍よ

夜、寝ようと思って酔っぱらい始めたろに『カンブリア宮殿』が始まって、毎回毎回これでもかとばかりに新自由主義を礼賛するのだが、思わず見てしまう私。 昨日は「いま元気な企業」の新入社員研修を特集していたのだが、そのなかでもマクドナルドとニトリの…

通勤桜

ああ、なんにも終わらないうちに4月になっちゃった……。というわけで本日から通勤。去年も同じこと書いたと思うけど、国立は桜が見事でございます。こんなありさま。 おまけ。

戦いはつづく?

病原体との戦いはまだ終わってはおらず、今度は連れ合いに感染。さすがに大人なので症状は軽く、一日ほどで回復。これで、本当に戦いは終わりか、と思っていたら、ちょっと今朝から気持ち悪い……。なんかこう、喉のあたりに圧力がかかってる感じ。ついに、来…