2011-01-01から1年間の記事一覧
第24回新自由主義研究会 とき:7月24日(日)16:00- ところ:一橋大学国際研究館5Fゼミ室2 テクスト:宇沢弘文『自動車の社会的費用』『社会的共通資本』 報告者:河野真太郎 前回はHardt & NegriのCommonwealthを読みましたが、そこでのキーワードとなって…
『Web英語青年』のキーワード連載、鈴木英明さんによる「個人」です。私(たち)がウィリアムズを媒介にして考えてきたことを、ちゃんと日本の思想の系譜でとらえており、刮目いたしました。ハイライトは福田恆存と石川啄木の対決であろうか。余裕があるゆえ…
12日に予定されていた新自由主義研究会ですが、報告者と参加予定者の一部(含む私)が風邪をひいており、被害拡大を防ぐ意味もあって延期いたします。6月19日(日)16:00〜となります。
告知です。もう来週です。 第23回新自由主義研究会 6月12日(日) 国際研究館5階ゼミ2 午後4時より 前回のIdea of Communismを受けながら、Hardt & Negriの"multitude"論について、批判的に検討します。一方では、『<帝国>』三部作の最終巻Commonwealt…
『Web英語青年』のキーワード連載、今回は「悲劇」の(下)です。いや、この連載自体がかなりのチャレンジであり、願わくは事件であるなかでも、この「悲劇」は大事件でしょう。とにかく、お読みください。
昨日は新自由主義研究会。こちらの本を「全部」読むという。The Idea of Communism作者: Slavoj Zizek,Costas Douzinas,Alain Badiou,Judith Balso,Bruno Bosteels出版社/メーカー: Verso発売日: 2010/12/13メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 1回…
です。といっても、予定されていたゼミ室2の隣の、「共同3」という部屋です。
第22回新自由主義研究会日時:2011年5月29日(日)16:00〜場所:一橋大学国際研究館5F ゼミ室2テクスト:Costas Douzinas & Slavoj Zizek eds. The Idea of Communism.報告者:みんな バデューを読んだので、勢いでこの本を全部読みます。「みんな」となっ…
『Web英語青年』、アップロードされました。キーワード連載、今回は「悲劇(上)」です。心して読んでいただきたい。何かがほとばしり出てますので、それが何かを考えていただきたい。
キーワード「持つ」について、大事なことに気づいた気がするので覚書き。おそらく、「持つこと」と「あること」の結びつきと断絶が重要(英語のpropertyに表れているような)。"I shop, therefore I am"というのを見て思ったのだが、買い物や所有とアイデン…
いただいた本を、いただいた順に。ジェンダー表象の政治学―ネーション、階級、植民地作者: 中井亜佐子,吉野由利出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2011/03/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見る いまや同僚本なわけで…
新自由主義研究会ジジェクの巻。どうも文句を言うばかりになってしまう格好になったが、今回読んだジジェクの著作、現在への介入としてすばらしいと思う、というのが前提での文句でした。述べた通り、新自由主義のイデオロギー的な閉域が、リベラル資本主義…
非常勤の演習では、「成長」をキーワードに19世紀から20世紀終わりまでの小説(と映画)を読んでいくという、お前本当に大丈夫か的な企画。初回は40人くらい来てしまって、これじゃ「演習」にならんぜよ、と頭をかかえる。 初回は、できるだけ予備知識を与え…
告知です。またまた急なお知らせですが。 第21回新自由主義研究会 日時:2011年4月17日(日)16:00〜 場所:一橋大学国際研究館5F ゼミ室2 テクスト:Alan Badiou, "The Idea of Communism" 報告者:中山徹 延期していた、「近年のジジェクのコミュニズム論…
土曜日の二つの研究会、盛会でした。手前味噌ながら、アクチュアルなことをやっていればそうなる、ということでしょうか。 まったく関係ない(そして関係の深い)告白をすると、私は昨日の都知事選、迷った末に「棄権」しました。石原と東国原の偽の「対立」…
非常にショートノーティスになりますが。 レイモンド・ウィリアムズ研究会 日時:2011年4月9日(土)13:00〜 場所:一橋大学国際研究館5階 ゼミ室2 テクスト:Start Hall, E. P. Thompson, Raymond Williams eds. May Day Manifesto (1967) 1967年のメーデー…
沈まぬ太陽 スタンダード・エディション(2枚組) [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2010/05/28メディア: DVD購入: 1人 クリック: 155回この商品を含むブログ (93件) を見る なんとも、震災後の現状に刺さる映画でした。ここに描かれるのは、基本的には、「…
『Web英語青年』での連載、今回は私が「自由」で書きました。 震災直後の麻痺状態で、非常に苦しい執筆でした。その分よくなっているというよりは、なんだか筆が走っていない感じがしなくもない。しかしそんなことはともかく、今こそ重要な論点を提示できて…
3月26日(土)に予定されていた日本ヴァージニア・ウルフ協会例会(於同志社大学今出川キャンパス)は中止となりました。協会ホームページで告知があると思いますが、できるだけ情報を広めるために、こちらでもお知らせしておきます。 追記:同日26日のアメ…
一応、生存確認の意味もこめて書いておきます。とはいえ私は東京なので、むしろ福島や石巻にいる友人たちを心配しているところです。 11日は大学でのシンポの真っ最中に地震が起きて、しばらく屋外に避難した後、シンポは最後まで継続されたのですが、自転車…
現代思想2011年3月号 特集=認知資本主義とは何か 転換する世界経済作者: アントニオ・ネグリ,岩井克人出版社/メーカー: 青土社発売日: 2011/02/28メディア: ムック クリック: 11回この商品を含むブログ (2件) を見る これをぼちぼち読み進めてますが、「認知…
日曜は『レイモンド・ウィリアムズ研究』の合評会。 (本ブログ経由で同誌のご希望をいただいておりますが、順次発送しますので少々お待ちください。) 経済史の専門家に関さんのインタヴューを講評いただき、非常によかった。かなり乱暴にまとめてしまうと…
できました。目次は下記の通りです。無料で頒布しておりますので、ご入用の方は、本ブログのプロフィール欄に公開しております、私のアドレスまでご連絡ください。 レイモンド・ウィリアムズ研究 第2号目 次【特集】 関曠野インタヴュー――社会信用論、ベーシ…
全然日本では報道されていないような気がするので、ここで小声でリポートしておきますが、3日にウェールズで住民投票が行われました。今回は立法権の完全委譲を問うものです。現在ウェールズでは、立法をする際にロンドンの認可を必要としていますが、それぬ…
『Web英語青年』の連載、今回は「社会」です。次号へのパスもいただいて。 うむ。これは、なかなか出版されないある論文でも書いたことだけど、レイモンド・ウィリアムズの「わかる社会」について重要な点というのは、彼がこれを「感情の構造」である、と言…
この冬三度目の流行性胃腸炎をやったと思ったら、つづけて謎の病気。熱はないのに悪寒がして、ひたすらに眠くなり、鼻はひどい炎症、というもの。まる二日くらい棒に振りました。 ところで、フレドリック・ジェイムソンは下の本もくわえた各所で「現在へのノ…
土曜は子供が拾ってきた流行性胃腸炎がまた感染したらしく、寝る。といっても日曜の新自由主義研究会の後にウォッカを飲んでたら信じてもらえないわけですが。その新自由主義研究会。The Shock Doctrine: The Rise of Disaster Capitalism作者: Naomi Klein…
昨日は本務校の語学研究室の例会で、「新自由主義」話。わたしは、カズオ・イシグロ『日の名残り』をネタに、新自由主義の文化の問題点を総ざらい、という試みをしてみました。即興性・エンターテイメント性を心がけて、それはある程度うまくいったでしょう…
悪そうな雪だるまができました、という告知ではなくて、研究会二件の告知です。もらったメールをそのまま貼り付けてますので妙にくだけてますが。 第19回冷戦読書会日時:2011年2月19日(土)15:00〜 場所:一橋大学国際研究館5階 ゼミ室2今回は、渡邊先生が…
教授会。この季節の会議では、新年度に向けてさまざまな「ご快諾」が行われる。私も例にもれず、いくつか「ご快諾」。 『新キーワード辞典』、「ウラゲツ☆ブログ」にてご紹介いただきました。丁寧に中身の紹介をしていただいてます。ありがとうございます。 …