教育

Change?

非常勤の演習では、「成長」をキーワードに19世紀から20世紀終わりまでの小説(と映画)を読んでいくという、お前本当に大丈夫か的な企画。初回は40人くらい来てしまって、これじゃ「演習」にならんぜよ、と頭をかかえる。 初回は、できるだけ予備知識を与え…

教科書

そろそろすべての授業が二週目以降に入り、本格始動。今年度の教科書をならべてみる。(語学を除く。) 本務校。Resistance作者: Owen Sheers出版社/メーカー: Anchor発売日: 2009/02/10メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (3件) を見るCities of…

英語だけゆとり教育

この間、英語を教えて生計を立てている外国語文学研究者(という定義自体が問題の根源ではある)にとって触れずには済ませられないニュース。Asahi.comより。 文部科学省は22日、13年度の新入生から実施する高校の学習指導要領の改訂案を発表した。「英…

模擬授業

神戸にて模擬授業。県立高校ゆえに(?)空調もないところ、今日は非常に暑かったので、汗だくになりながら。時間配分を失敗。映画を細切れに見せつつストーリーの全てを解説というスタイル、思ったより時間がかかる。 イギリス文化を熱心に教えていらっしゃ…

訓練と知

酷暑の中オープンキャンパス二日目。あと一日。 ダイエット記録改め体重維持記録をまた忘れかけました。先月からプラス0.4キロ。開始からマイナス8.9キロ。増えちゃった。でも誤差の範囲内か。 オープンキャンパス中、バイトの学生と雑談。TOEICの点数が伸び…

教科書

シラバス書きのために教科書探し。私、相変わらず飽きっぽくて、同じ教科書を二年以上使ったことがない。 シラバス検討の過程で遭遇した、いくつかの大学向け英語教科書。『原書で読むカルチュラル・スタディーズ』 ふむ。これをぐいぐい読むような授業を担…

理論事始

そろそろやって参りました。卒論の季節。 去年始めた「翻訳ゼミ」の一期生が今年は卒論として翻訳作品を出してきて、ここ二日はその添削に埋もれる。 そこで起きる現象はおもしろい。英語読解力はまちまちなのだが、それより日本語能力がはるかに重要である…

シラバス

英文法講義、卒論指導。後期も始まって間もないのに、来年度のゼミのシラバスのことを考えている(まあ、そろそろ書かなきゃいけないわけだが)。 前にちょっと書いたように、翻訳だとか字幕作成はおさらばして、文学をやろうかと。ただ、ヴァージニア・ウル…

多読

明日からちょいと東京へ。 ところで、受け持ちのリーディングのクラスで、今年からようやく本格的に「多読法」を始めた(赴任した時からやろうとしていたが、インフラ整備に時間がかかり)。始めてみるとこれが面白いし、多分効果は高い。やり方としてはこん…

移動するモダニズム

日曜は添削の日。先週は多くの授業で中間試験を行ったので、大変。 変な当て字の漢字間違いをする学生が多いという話をよく聞くが、実際多い。妙に、「なるほど」と思わされるものも含め。でも、今、いい例が思い出せない。 それとは別に、定期的に出会うの…

教育したり育てたり

一限は文法。分詞とか分詞構文とか。去年私の英語のクラスになって、文法的に文章を読むことをたたき込まれた学生たちは、「分かって」きている感じが確実にあって、やった甲斐があったとしみじみ。私は英語教育学の専門家ではない(英語教育の専門家ではあ…

数日前の躁鬱話はほとんどネタであったが、私はメンタル低下すると「口内炎」ができる。で、やはりできました。口内炎が持病の人には分かってもらえると思うが、歯痛と同じように口の中の痛みは気を散らせる。 以前から書いているように、私はゼミで「翻訳」…

何を読ませるか

非常勤。名神のリフレッシュ工事の影響か、下道が非常に混んでいる。あと、京都の路駐はあいかわらず。 非常勤先は経済学部ほか。テキストは指定されている。あるクラスは、2回生のレベルが比較的上のクラスで、テキストは経済や経営に関するコースブック。…

グッド・プラクティス!

昨日は、大学のミッションで出張。名古屋でいわゆる「現代GP」を取った某大学の視察。現代GPとは、文部科学省の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」のことであり、特色ある教育プログラムへの補助金である。感想としては、目から鱗の新機軸は存在せ…

正解のある教室

昨日『ドラブン』を紹介し、文学研究者に教えられること、という話を書いたが、その問題について少々内省。受験で問題に対する正解を出す作業に追われてきた学生たちに、「真実はひとつではない」「正解は複数ある」ことを教えるのに文学は好適であること、…