2010-01-01から1年間の記事一覧

ウィリアムズ・セミナー

というわけで、本日(昨日)は告知していたウィリアムズのセミナーでした。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。 私は一応ファシリテイター兼スピーカー兼フォトグラファーということでしたが、満足にこなせたのは最後のひとつだけで、申し訳…

ジェイムソンとは何だったか

昨日は新自由主義研究会。「で、ジェイムソンってさあ」という話を正面からするのは久々であった。 自分で部分的に訳しておきながら、やはり不明な部分はいっぱい。特に第8章の「レンガと風船」は難物。訳したどなたかは大変だったことでしょう。 『カルチュ…

告知二件

ああ、ずいぶんご無沙汰してしまいました。 夏休みは国内というか室内にとどまって山積する仕事をやっていたのですが、どうにも不調というか、要するに全然仕事は進んでおらず。もう8月が終わるよ。ああ焦る……。 で、かなりのショートノーティスですみませ…

批判とは何か

〈死の欲動〉と現代思想作者: トッド・デュフレーヌ,遠藤不比人出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2010/07/24メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 214回この商品を含むブログ (8件) を見る ご恵贈いただきました。ありがとうございます。精神分析批判の書…

第13回新自由主義研究会

告知です。 第13回新自由主義研究会日時:8月8日 日曜日 午後4時 場所:一橋大学国際研究館5階 ゼミ室2今回は、Sean McCannとMichael Szalayが共著で、60年代新左翼のcultural politicsがいかに現在のネオリベラリズム状況を準備したか、あるいは、それ…

花火

昨日の晩は、東京競馬場に花火を見に行く。ここの花火、大々的に宣伝してないので、比較的(あくまで比較的)ゆっくり見られるのです。

断片化された読書

今度、大学の紀要に載せる座談会に向けて、読みなおしも含めていろいろと頁を開いては閉じる。カルチュラル・ターン作者: フレドリックジェイムスン,Fredric Jameson,合庭惇,秦邦生,河野真太郎出版社/メーカー: 作品社発売日: 2006/08/01メディア: 単行本購…

おちる

暑いよ暑い。会議やったって、集まるだけでもうみんな気力と体力の限界じゃん。 帰ってみると、楽しみにしていた山本精一の新譜、6年ぶりの「歌もの」が届いている。プレイグラウンドアーティスト: 山本精一出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード発売日: 20…

BI

昨日は新自由主義研究会。『現代思想』のBI特集を全部読む会。学期末で力尽きた人が多いこともあったのか、参加者が少なめで残念ではあったが、充実した研究会であった。 個人的には、最初に述べた通り、BIで鍵になるのは「労働」の概念の拡張である。鍵とな…

朝焼け

風邪が悪化し、寝込む日々。そのせいか、4時半ころに目が覚める。みごとな朝焼け。

文化だから

昨日はTAGTAS/FORUMにて、二人羽織り講演会。講演会というよりは準備なしで、以前の「前衛の系譜学」のおさらいと、それとじつのところ連続している、『英語青年』誌上の連載の話をする。 私は枕として、ナンシー・フレイザーによるrecognition/redistributi…

TAGTAS/FORUMの告知

以下、告知です。確か入場料が必要だったような。確認してアップデートします。 7/11(日)[レイモンド・ウィリアムズと前衛の系譜学] 大貫隆史+河野真太郎 大貫隆史(戦後イギリス演劇・批評理論),河野真太郎(2 0 世紀イギリス文学・批評理論)/対談レク…

第12回新自由主義研究会

告知です。 第12回新自由主義研究会7月18日(日) 午後4時より 一橋大学国際研究館5階 ゼミ室2 テキスト:『現代思想』2010年6月号 報告者:みんな 『現代思想』6月号のベーシック・インカム特集のすべての論文を、よってたかって読みます。 現代思想2…

二重苦

腰が治らないのに今度は風邪ひいた……。 今学期を乗り切れるかしらん。

精神分析を受ける主人公

ワールドカップ、元サッカー少年としては観戦し、最後はいたく感動したのだが、その後なんとも違和感を感じている。あれだけたたかれまくった岡田監督と選手たち、「勝てば官軍」的な出迎えに、腹は立たないのか? 岡田監督は、マラドーナみたいに、「メディ…

キーワード

『Web英語青年』に、「キーワード」連載がアップロードされました。今回は「マネジメント」。書いてる二人は現在商学部所属というのが少々笑えるところであります。 同じ号には、『ジョージ・ベストがいた』の書評が。トットナム・ホットスパーにもっとペー…

ぎっくり

どうもぎっくり腰っぽい。最低限の日常生活はできるものの、ちょっと無理できない感じ。ああ。

メモ

ここのところ、シリトーを読んだりする過程で、イギリスでは50年代にはじめて「イニシエーション小説」的なものが出てきたというテーゼが頭をちらついている。そのテーゼにおいては、19世紀的な「成長」の物語は、成長の物語ではない。つまり、教養小説には…

告知

私のお勤め先でのシンポジウムのご案内です。 しかし、私自身、司会をする狼協会例会の日なので……。すみません! シンポジウム "Modern Materiality, Subjectivity, and Memory: Theory, Fascism, and the New Deal"日時 2010年7月10日(土)14:30~17:00 (…

青春

つまり、シリトー(もしくは「怒れる若者たち」)=尾崎というのは、怒っているということだけではなくて、彼らのおかれていた歴史的局面と、その「怒り」の原因が似ていた、ということなのである。 怒れる若者たちが、戦後イギリスの「豊かな社会」の中、物…

シリトー=尾崎

突然ですが、アラン・シリトーが気になる。Saturday Night and Sunday Morning (Vintage International)作者: Alan Sillitoe出版社/メーカー: Vintage発売日: 2010/03/02メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る これは、階級小説である…

労働倫理

土曜は新自由主義研究会。ジクムント・バウマン『新しい貧困』。毎年一冊以上の本を出し続ける著者のこと、記述の上では「書きっぱなし」な感じがあって、それが主な不満であったが、もうすこし本質的な不満としては、現代を「消費社会」と定義づけることが…

第11回新自由主義読書会

告知です。またショートノーティスですみません。 *すみません、最初、曜日をまちがって書いてました。土曜です。 第11回新自由主義読書会日時:6月12日(土) 午後4時より場所:一橋大学国際研究館5階 ゼミ室2テキストジグムント・バウマン『新しい貧困…

二つの文化再び

ご恵贈いただきました。ありがとうございます。宗教とは何か作者: テリー・イーグルトン,大橋洋一,小林久美子出版社/メーカー: 青土社発売日: 2010/05/25メディア: 単行本 クリック: 39回この商品を含むブログ (26件) を見る この本(講演録)、基本的に、イ…

別館

突然ですが、別館作りました。題して「今日から四百枚」。 写真に特化したブログです。はてなで写真をアップロードすると、縮小の処理の関係か、非常に精細さを欠く画像になるので、古巣のso-netにて。 一日一枚を謳ってますが、まあ無理でしょう。コメント…

キーワード集連載

『Web英語青年』に「21世紀の生のためのキーワード」連載第3回が載りました。今回は「コミュニティ」。個人的なネタを仕込んだりして少し遊んでしまいましたし、結論にはけっこう苦労しましたが、会心の出来ではないかと思ってます。(と、いきなり自信を取…

がっかい

はい、神戸より帰ってきました。 いつもながら、英文学会って、独特の雰囲気があるなあ。とりあえず、来たらすぐ帰りたくなる感じ。 「50年代シンポ」については、浮かんでくるのは反省点ばかりだし、まあいろんな悪口言われてるんだろうけど、個人的には次…

長いトンネルをぬけて

いやあ、ご無沙汰しちゃいました。もちろん、学会準備に没頭してたんですが、没頭する、というようりはウンウン苦しんでいたしだいで。今回は久々に苦しかった。しかしなんとなく、「見えてきた」感があるので、きっと今回は一歩前進できたんだろう。「お研…

試してみた

私は逃げたり隠れたりしてすっている喫煙者ですが、話題の(?)無煙タバコ、東京都限定発売の「ゼロスタイル」を試してみる。 ……うーん、残念。これは、確かにかぎタバコの香りはあるものの、パイポとそんなに変わらないかも。喫煙というのは、その動作や呼…

参観日

本日、参観日。といっても小一時間、塗り絵をしてる様子を眺めるというものだけど、幼稚園でどんな様子なのか直に見る機会はなかったので、そそくさと出かける。洋服の絵に好きな色を塗りましょうというもの。あいかわらず二人の性格の違いがよく出ていて、…