ウィリアムズ・セミナー

 というわけで、本日(昨日)は告知していたウィリアムズのセミナーでした。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

 私は一応ファシリテイター兼スピーカー兼フォトグラファーということでしたが、満足にこなせたのは最後のひとつだけで、申し訳ありませんでした(笑)。

 それはともかく、去年ウェールズに行ったときに感じた開放感は、やはり本物だったと確認できたように思います。なんというのか、こういう言い方すると角が立つけど、日本でいくら言っても怪訝な顔をされるような話題が、通じるということ。私が今日しゃべった、50年代における文化と社会の分離の問題、そしてその症候としてのイニシエーション小説の問題、ダイ・スミス氏に深く頷いてもらえたのはうれしい限り。いや決してオーソライズされてうれしいということではなく、そういう問題意識をちゃんと共有していることが確認されたという意味で。

 4時間たっぷり、途切れることなくディスカッションが続いて、忘れないうちに書きとめておきたいことがいっぱいだけど明日も早いのでこれくらいで。

 ともかく言いたいことは、土曜のシンポ、見逃したらちょっと痛いですよ、ということ。外国からお客様呼んで雛壇に乗せて、ご意見拝聴するふりしながら品定め、みたいな(どんな?)イヴェントとは一線を画することは請け合います。