グッド・プラクティス!

 昨日は、大学のミッションで出張。名古屋でいわゆる「現代GP」を取った某大学の視察。現代GPとは、文部科学省の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」のことであり、特色ある教育プログラムへの補助金である。感想としては、目から鱗の新機軸は存在せず、既存のものをいかにうまくパッケージ化し、提示するかという点がミソであるようだ。「作文能力」がかなりのウェイトを占める。なんて言うと丁寧に説明いただいた先方の大学には失礼ではあるのでフォローしておくと、それをやるだけでも関わった教職員の苦労はなみなみならぬものがあったであろうし、取れてしまった後の苦労(書類の山)も大変なものだろう。

 関心を持ったので言語教育系のGP採択例をざっと見ると、二言目には'e-learning'である。言語教育にパソコンを介在させたら飛躍的に教育効果が上がるというようなことはとても信じられないが、まあ、何か新しいことをやっているように見せるにはうってつけというところか(ただ、例えばアルクのネット・アカデミーなんてほとんどの大学が採用しているんじゃないかと思うが)。