読んでおらぬ

 日曜日はウチの大学の小学校のバザーへ。いや、バザーといっても、小学校は京都の「いいとこ」の人たちが集まっているだけあって、ちょっと違う。いいお酒が安く手に入ると聞いていたので、それを狙って行ったのだが、開場30分後に到着してすでにめぼしいものはなし……いや、ありましたよ。プレミア焼酎が六千円とか。安いんだろうけど高いっつーの。

 大学で子供に昼ご飯をあげ、その足で夫婦とも運転免許の更新へ。

 誕生日が一ヶ月違いなので、こういうことができる。

 で、なぜか私だけ2時間の講習を受ける羽目に。いや、一応違法行為の話なので、ここで書くのは控えていたのだが、私、この春に、ちょっと違反をしてしまっていたのだ。

 講習だが、講師は漫才師みたいな語りの人で(私の頭の中にはいまだに、関西弁→漫才という短絡があるのかもしれないが)、印象に残っているのはカミさんや子供の話ばかり。最後はなぜかさだまさしのライヴの映像を見せられる。

 というか、そんな変な気の利かせ方をするなら、無味乾燥に、普通にやってくれ。さだまさしトークと歌を聴かせるのは、この上ない暴力である(いや、それが狙いなのか? まあ、一種の罰だし)。

 本日は休講にしてポリオの予防接種。口から入れて、30分は指を口に入れたりしないようにせねばならないのだが、これが大変。泣くわ暴れるわ。この30分だけでぐったり疲れる。夕方から会議。

 ところで、ちょっと出遅れた話題だが、ドリス・レッシングのノーベル賞受賞。ちょっと意外。日本における受容とは別に地味な印象だし。しかし、いい加減なことを言ってはいけない。なにしろ私は彼女の作品を読んだことがないのだから。The Golden Notebookは10年くらい前に、何かの拍子で「読まねば」と思って買ってあるのだがそれっきり。私にとってはレッシングはニューレフトとの関係で気になり続けている存在ではあるのだが。何せ、分厚い。いや、これを機会に読むか。と、思っているレッシングを読んでいない英文学者がいっぱいいることだろう。