「復刊ドットコム」でドリス・レッシングの『黄金のノート』が復刊とのこと。多分オンデマンド出版で、ここでしか買えないのだと思います。在庫50冊とあるので、興味のある方は早めに注文された方がよろしいかと。
非常勤の『ダロウェイ夫人』の授業、後期はこれ。
THE HOURS―めぐりあう時間たち 三人のダロウェイ夫人
- 作者: マイケル・カニンガム,高橋和久
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/04/04
- メディア: 単行本
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- 出版社/メーカー: アスミック・エース
- 発売日: 2005/11/25
- メディア: DVD
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この授業、「代打」で、シラバスを書いた先生は「後期はこれにしたけど変えてもいいですよ」とおっしゃっていたものの、初回の授業ですでにテキストを買ってしまっている学生がおり、もうやらざるを得ない感じ。
で、今日それについてつらつらと考えていて、この作品はウルフや『ダロウェイ夫人』、つまりイギリス文学の文脈で考えてはダメで、アメリカ小説として(って、アメリカ小説だけど)読まなければならないだろう。その際のキーワードは、自分のブログを読み返して気づいたのだが、「マザコン」と「ミソジニー」である。何といってもこの作品、母に捨てられた少年が長じてゲイでエイズの詩人になり、自殺してしまうというひどい話なのだから。
そうすると、「アメリカ文学におけるマザコンとミソジニーの系譜」を調べる必要がありそうだ。
というところで思考停止。「アメリカン・ミソジニー」というと、この本があるが、
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2003/06/11
- メディア: 単行本
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もう少し違うところも知りたいような。アメ文な人びとに知恵を借りたいところ。