本屋ブラブラが必要

 まずは告知を。明日から帰省して、ネットから切断されます。23日まで。

 それで終わりというのも何なので、今日入手した本の紹介など。私は現在生活圏に大きな本屋がないこともあり、「リアル書店」に足を運ぶことが少ないのだが、これはよくない、と、今日、大きめの書店に行って痛感。ネット書店だと、ブラブラと書棚を眺めていて、「おっ、こんな本が」という発見がなくなってしまう。

作家は行動する (講談社文芸文庫)

作家は行動する (講談社文芸文庫)

 これが本来の目的だったのですが、

夜の来訪者 (岩波文庫 赤294-1)

夜の来訪者 (岩波文庫 赤294-1)

 J. B. プリーストリーの翻訳が! とか、

サイキス・タスク―俗信と社会制度 (岩波文庫)

サイキス・タスク―俗信と社会制度 (岩波文庫)

 岩波の復刊でこんなのが、とか、

 こんな本も発見。土曜にちょうどパストラルの問題が話題になっていたが、これは18世紀を中心としてツーリズムと田園を論じるもの。視野は広く、16世紀から20世紀までをカヴァーしているが、20世紀は雑誌『カントリー・ライフ』を論じているだけなので、網羅的にはなっていない(それが目的だとは思わないが)。あとはその時代の専門家がやってくださいということだろう。

 堅い研究書ではなく読み物の体裁なので、参考文献は代表的なものが巻末に触れられているだけだが、このテーマでレイモンド・ウィリアムズの名前が見えないのは、どうしても選択的に思えてしまうが……