シラバス訂正

 本日は大学院入試。雪の降る中。この冬一番の積雪。うー寒。

 来年度のゼミについてこちらでアイデアを書いた。前半戦は『ロミジュリ』から『パッチギ!』というラインで行くことは決めてシラバスに書いたが、後半戦は空白。しかし、先日『羊たちの沈黙』を見て、以下のラインで行くことにした。『闇の奥』のアダプテーションもやりたかったが、ちょっと「重い」かと考えて。

 まずは、これを、

Pygmalion (Penguin Classics)

Pygmalion (Penguin Classics)

 この助けを借りながら読み、

ピグマリオン [DVD] FRT-045

ピグマリオン [DVD] FRT-045

 そしてもちろんこれを経由して、

マイ・フェア・レディ 特別版 [DVD]

マイ・フェア・レディ 特別版 [DVD]

 これに行くと見せかけて黙殺しつつ、

プリティ・ウーマン 特別版 [DVD]

プリティ・ウーマン 特別版 [DVD]

 これで着地。

 単に「シンデレラもの」とかいうことではなく、精神分析的な転移と逆転移というプロットがひとつ。もうひとつ重要なのがそれと並行する「階級上昇プロット」。特に『羊たちの沈黙』とソーシャル・モビリティというテーマについては、以前紹介したこの本に啓発されることろ大であった。

Upward Mobility & the Common Good: Toward a Literary History of the Welfare State

Upward Mobility & the Common Good: Toward a Literary History of the Welfare State

 ちょっと危険性は感じるが、わかりやすく、面白そうではある。ということで、心の中でシラバスに加筆。