安息

 この間、教科書プロジェクトの会議などもはさみながら(など、ではなくてそれしかなかったけど)、月末締切の論文二本。本日無事脱稿。

 しかし、今回はなんだか苦しかった。一本は推敲しすぎて自家中毒。半分はウルフ論であり、ウルフにはもう食傷気味だったりして(つくづくすごい作家だとは思うのですが、それと食傷になることは別問題)。もう一本は制約がない分、自分でいろんな仮想敵を作りつつ書いたのだが、それがうまくいっているかどうか。あとは野となれ山となれ。

 かなり遠い主題なのに、やはり問題意識は重なってくる。メリトクラシーから反革命新自由主義へという20世紀史ですな。出版されたらまた紹介します。

 しかし全然一段落なんかしておらず、引き続き翻訳と9月末のレクチャー、10月のウェールズでのペーパーにかからねば。と思ったらもう大学業務の足音がヒタヒタと近づいてくる。

 なんだか、自分の仕事の仕方を考えてしまったり。あれだなあ、そろそろ「安息年の過ごし方」を考えねば。現在の職場は1年目だからそんな心配はまだ早い? でも、専任になってからでいうと5年なんだからやっぱり考えちゃうわけです。定義上は7年に一回でしょ? って、世の中そう甘くない。