革命完成形

 そういえば今回の衆議院選は、日本版新自由主義(反転)革命の第三ステージくらいの終了だったわけで、まあこれは既定路線ですよね、と、何の感慨も抱かなかったりしたわけだが、ひょっとするとあれほどの極端な民主党の勝利は予定されていなかったかもしれない。これじゃ自民党小選挙区制導入前の社会党くらいの勢力で、このままバランスを失して、「健全なる」保守二大政党制が完成しなかったら予定外、という人たちもいるはずである。

 などという大状況はともかくも、気づいてみれば高校時代の同級生が民主党候補で初当選していてびっくり。まあ、あの頃から政治家やりそうなヤツだったなあ。政治家やるとして、その同級生、どう考えても自民党に入りそうな人物だったのに(というのは偏見かもしれないけど)、今や民主党候補で当選というのが、「反転された革命」としての新自由主義をものの見事に物語っていて、感慨深い。

 あ、その、以前告知した新自由主義読書会、明後日です。ぜひご参集ください。