アホ映画に救われて

 昨日は、定期的に訪れる「体の芯から活力が抜け落ちた」状態が訪れ、こんなときはアホ映画を何にも考えずに観るにかぎると(映画をまじめに観ている人からはしかられそうな姿勢だけど)、これを。

 いやはや、上記の目的を100%達成してくれるアホさ加減でした。しかし、イングランドの田舎の村を人工的に保存しようという欲望が、いかに「ヤバイ」か、というところは笑いもまじえながら頷かされる。最後の場面が「理想の村」のジオラマ(?)を舞台とすることが、それを象徴的に表している。ところで、警官が田舎のコミュニティに入っていって、狂気をのぞき込むという道具立ては、これの引用ではなかろうか。

 こっちの「狂気」はイングリッシュネスではなくて「春の儀式」ですが。

 アホついでに追記。英文学な人たちはこんなニュースから目が離せないはず。allcinemaより。

 ジェーン・オースティンの古典『高慢と偏見』を勝手にゾンビ小説に仕立てた『Pride and Prejudice and Zombies』の映画化が明らかとなったばかりだが、今度は同作の世界にエイリアンが現われて大暴れするコスチュームSFホラー「Pride and Predator」の計画が明らかとなった模様。エルトン・ジョンの Rocket Pictures が製作し、監督にはこれが長編デビューとなる William Felix Clark が当たる。今年後半にロンドンで撮影の予定。なお、ゾンビ映画「Pride and Prejudice and Zombies」のほうには早くもヒロイン候補としてナタリー・ポートマンの名前が取り沙汰されている模様。