久しぶりに(一ヶ月ぶりに)家にいる土日。ひたすらお仕事。採点、修論の査読、たまっていた書類仕事、非常勤先のコマで発生した追試験作成(一人のために全部作り直し……これはつらい)。
書類仕事の一部として、来年度のシラバス作成など。ひとつ非常勤で専門科目が舞い込んできて、基本的には「現代」ということなのだが、悩んだあげくにすでに蓄積のある主題にしておこうと決心。
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すごくまともな「エイブンガク」の授業みたいかもしれませんが、そうでもなくて、この二作を読めばイギリスの二十世紀の、帝国の縮小から福祉国家へ、そして新自由主義へ、という流れが、文学作品に含まれる文化的コードの読解を通じて理解できるという仕組み(のはず)。どちらも映画を使えるし。しかしその映画自体がヘリテッジ・フィルムという「問題」の一部なので、事態はややこしくなってくる。
サッチャリズムという「状況」との関連では、日系作家が過剰な英国を描いた『日の名残り』と、先般の研究会で扱った本でも話題になっていたこれが全く無関係とは言えない、というような話を差しはさめば、広がりが出てくるか。
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