昨日は『愛と戦い』を使う授業、新任オリエンテーション、語学系の人びとの研究会、同じ集団の歓送迎会。
『愛戦』(アイタタ、と読みましょう)については、13名とほどよい人数にまとまり、関心の度合いも高そうなので楽しみ。最初の発表者はわたしの書いた章を選ぶ。勇者よ。オリエンテーションはかゆいところに手が届かず。研究会はこの本の合評会。
- 作者: 中野知律,越智博美
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2008/12/26
- メディア: 単行本
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新米なので黙っていたのだが、どうしてもいろいろと考えちゃう。現場で発言せずにこんなところに書くのはよくないのだが、一番ひっかかるのはフェミニズム・ジェンダー研究といった時に、現在「表象批判」でいいのかしら、ということ。そもそもバトラーがパフォーマティヴィティを言い始めた時点で、それは表象批判というパラダイムを超えるためという側面があったのであり、representationではなくpresentation、reproductionではなくproductionという水準を導入しないともう先に進めないのではないか、そしてそれはニューレフト→新しい社会運動と来て、00年代はどうなる(する)よ?という問題と深く関わっているのではないか、などなど。
ジェンダーがらみで、セジウィックさんが亡くなったとの報。来日した時になぜか接待要員に駆り出され、ちょうどそのころ出ていたMichael CunninghamのThe Hoursの感想を聞かれたが読んでおらず冷や汗をかいたことをよく覚えている。非常に誠実かつ純粋な人柄であった。
飲み会では二次会でラフロイグがどんどん空になり、ちょっと飲み過ぎ。
本日は目白方面と水道橋方面で非常勤。目白方面は前後期でこの二冊を扱う。
Howards End (Penguin Twentieth-Century Classics,)
- 作者: E. M. Forster,David Lodge
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- 作者: Kazuo Ishiguro
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シラバスを読んだイシグロ好きたちが若干名来ており、おっとこれは下手なこと言えないぞ、と緊張。