出来すぎ君

 本日、試験を除く非常勤最終日。

 『ダロウェイ夫人』の授業はほぼ一年かけて読破し、後期にやるはずだった↓これは、最後に映画を見せてお茶を濁す

めぐりあう時間たち [DVD]

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 『ダロウェイ夫人』およびウルフ自身の伝記的情報との照応関係についてはいくらでも言えるのだが、「それで、何?」という段になって、いまだ明確なアイデアはなし。うまく出来すぎの作品なんだよなあ。

 以前ここで書いたように、母への憎悪とミソジニーというアメリカ的(?)テーマでまともに読みたくなるのだが。

 「よくわかんないので、みなさんぜひレポートではこの作品について書いてね」と、学生に対して丸投げ。何かいいヒントをもらえることを(本気で)期待しつつ。あ、そういえば3月にはこの作品についての研究発表が聴けるんだ(というか、私が司会だったりして)。