うーん、なんだか半端な切り株のようになった仕事が目の前にばらりと並んで、毎日どれかをちょとずつやる、というような、不調時の仕事のやり方である。とはいえ原稿をひとつ、だいたい仕上げたので良しとするか。
本日は初登園。初日から雨ですか。第一週は慣らしということで、本来は午後までなのだが昼前まで。さて、どうでしょうと思っていると、ご機嫌そのもので帰ってくる。「今日は何をした?」「お歌は歌った?」「えんえんしなかった?」「友達できた?」などなど、質問攻め。その結果得られた情報を総合すると、どうやら今日はおもちゃで遊ぶだけだったみたい。子供たちは「なんでそんなに聞くの?」と戸惑っていたようにも見えたけど、自分たちの知らない世界を子供がもつことへの不安感にさいなまれてるんですよ。親も。許せ。
この前紹介できなかった、いただき本。
- 作者: 大谷伴子・松本朗・大田信良・加藤めぐみ・木下誠・前協子
- 出版社/メーカー: ぎょうせい
- 発売日: 2010/04/14
- メディア: 単行本
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もう一冊は未アマゾンなので、出版社にリンクをはっておきます。
『メディア・リテラシー入門――視覚表現のためのレッスン』佐藤元状・坂倉杏介編(慶應義塾大学出版会)
奇しくも、英文学者が映画を論じるという共通項がある二冊(後者はかならずしも英文学者だけではないけど)。私もそうだけど、文学教えるのにいまや映画はさけて通れない。いや、こんな言い方すると、映画そのものをやってるんだ、という人には怒られそうだが。つまり、そこには、文学=頭いい、映画=それほどよくない、という含意があるから。でも、映画を見る(読む)のにも「頭」(=リテラシー)必要ですよ、ということ(だと思う)。そういう努力をいとわない二冊として、敬意を表しておきます。
あと、何年か前にやったシンポジウムが、こんな本になりました。ウソですけど。
Virginia Woolf, Modernity and History: Constellations with Walter Benjamin
- 作者: A. Spiropoulou
- 出版社/メーカー: Palgrave Macmillan
- 発売日: 2010/03/17
- メディア: ハードカバー
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この書誌情報、今年度ウチの大学院に来た、ウルフやりたいという学生に教えてもらってるんだから世話はない。