新自由主義読書会告知

 はい、というわけで、わたしがちょっと文句を言ったので、「白黒つけようや」という会です。

第7回 新自由主義読書会

日時・場所:2月22日(月!!)午後4時@一橋大学国際研究館5階ゼミ室2

報告者:三浦玲一

テキスト:Walter Benn Michaels, The Shape of the Signifier: 1967 to the End of History

1967 年以降の広義のポストモダニズムパラダイムが、批評、美術、小説のあらゆるジャンルにおいてアイデンティティ主義的である(そしてそのことでソヴィエト崩壊後のグローバル化の布置を準備していた)ということを指摘したのが本書であるが、このアイデンティティ主義批判は、マイケルズの次の著書Trouble with Diversityにおいて、アイデンティティ主義はネオリベラリズムと相互補完的であるという主張に発展する。現在から振り返って、『シニフィアンのかたち』の新自由主義批判の契機をさぐると共に、それと関係して、(アイデンティティに関与する左翼的な運動を強く批判する)この本って、そもそも右翼の本なんじゃないのという問題を徹底討議する!!