告知

 あと二週間となりましたので告知しておきます。

日本ヴァージニア・ウルフ協会第98回例会(2008年度7月例会)

日時 :  7月12日(土)午後3時より
場所 :  青山学院大学 青山キャンパス 総研ビル3階 第10会議室
発表 :  ミニ・シンポジウム
    「マニフェスト・パフォーマンス・暴力─ウルフと前衛(芸術)」
    司会・講師 河野真太郎(京都ノートルダム女子大学講師)
    講師 秦邦生(津田塾大学講師)
    コメンテーター 大貫隆史(釧路公立大学准教授)

本ミニ・シンポジウムでは、ウルフの諸作品と、同時代の前衛芸術との関連・符合を導きの糸に、より広い意味での「前衛」とウルフとの関係について考察し、「モダニズム」の枠でウルフを論ずる際に生じうる死角に光を当てることを目指します。Martin Puchner, Poetry of the Revolutionは、政治的および芸術的「マニフェスト」を同一平面上で論じ、芸術作品の言語行為的側面を照射することに成功しています。そこで焦点が当たるのは、マニフェストを芸術形式として利用した未来派ですが、その未来派とウルフとの「遠さ」と奇妙な「近さ」をどう考えればいいのか、ウルフにおける「マニフェスト」的な言語行為=暴力による公共性の開示は構想できないか、広い意味での「前衛」とモダニズムとの関係は何か……これらの点について、問題提起をめざします。

 うう、あと二週間か……。その二週間、会議も多く出張も入ってる。準備は全然できてない。どうなることやら。この企画自体、かなり急に組んだので、許してください。しかし、主題としてはかなり本気モードです。