月曜は英語2コマに大学院1コマ。本日文法1コマに会議。まずい。週末の読書会の準備ができてない……
大学院では、前に書いた通り、これが教科書。
Beginning Theory: An Introduction to Literary and Cultural Theory (Beginnings)
- 作者: Peter Barry
- 出版社/メーカー: Manchester Univ Pr
- 発売日: 2002/09/07
- メディア: ペーパーバック
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うーむ、事実上の初学者に英語の教科書はやはりキツかったか、と思いつつ、それでも批評的タームを使った論文を読めなきゃ始まらないわけで、まあがんばってくださいと言うしかない。
先週と今週は精神分析で、今週はラカン。正直、女子大で精神分析を教えるのは一定のためらいがあるものの(それを言ったら女子大じゃなくても同じだが)、この度は大丈夫そう。
この本、かなりかゆいところに手が届かない感じなのだが、その分こちらの仕事が増えるわけで良しとするか。今週は、全然紹介されてないシェーマLだとか、「現実界」の説明をホワイトボードに書きなぐりながら。初心者にわかるように、と思いながら説明したら、我ながら「現実界」のいい説明方法を開発できたような気がするが、気のせいかもしれない。
精神分析といえばディープな人たちが多いので、あまり口を出したくない領域だが、思えば私の卒論などは精神分析にべったり依拠しつつそれを歴史化しようというものだったような気がして、そろそろ精神分析から逃げずに勉強しなおそうか……などと思う。フロイトの英語訳と日本語訳も一新されていることだし、何か精神分析の新局面を開くような気運はないものか、と、完全に人任せな感じで思う。
常々書いてきてあまり理解されていないような感じだが、認知科学的な「人間」観に対するアンチとしての精神分析の命脈はまだ残されているのでは?と。あ、そういえば『中央公論』読まなくちゃ(何の話かは、読んだら書きます)。
そういえば最近認知科学でモダニズム文学を読むみたいな本を入手したような気がして、その中には『ダロウェイ夫人』論もあったような気がする(どこに行ったのだろう、あの本)。どうせろくなもんじゃない予感がしているが、ひとつの徴候ではあろう。