週末から本日まで東京。一番のメインイベントは、
- 作者: 武藤浩史,遠藤不比人,大田信良,川端康雄,木下誠
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
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の合評会。自分がどのようなプロジェクトに参加したのかという全体像が、いまさらながらクリアに分かって良かったし、歴史学と文学の(例外的な?)交通の可能性をかいま見ることができた。同時に「文学研究者だからこそ書ける文化史」の輪郭がはっきり分かったような(といっても、もちろん歴史学の側にも「文学的」歴史記述が存在することは重々承知しているが)。
それはつまることろ、テクストのイデオロギー分析の蓄積があるということに終始するのではないだろうか。機械的因果論やイデオロギー素の摘出だけにとどまらない、全体性を志向するイデオロギー分析。逆に言えば、それを手放しちゃいかんなあ、と。