「教科書」

 最近は夜寝て朝起きているので、盛り上がっているらしいオリンピックはあまり観なかったが、確実に言えることは、今回のハイライトはフィギュアスケートよりカーリングだろう、ということ。

 「教科書」を書いているので、教科書(的)なものをパラパラめくる。「教科書的」というのは、多くの場合悪い意味で使われる言葉。今回は「教科書的ではない教科書」を書くわけで、これはかなり難しいことである。

 これはまさに教科書なわけですが。大西洋横断海底ケーブルは1866年に開通した、というトリビアが印象に残りつつ、やはり歴史学の定説を確認しておくのは必要だと痛感。

植民地幻想―イギリス文学と非ヨーロッパ

植民地幻想―イギリス文学と非ヨーロッパ

 ここのところ、齋藤一氏のブログなどで話題になっている。これこそ、教科書的ではない教科書の教科書である(?)。いつか大学院の授業ででも使いたいなあ(正直、学部生にはきついだろう)。

 頁をめくりながら、そういえば「オセロ(ゲーム)」って、シェイクスピアが由来なのかしらと思って調べると、やっぱりそうだ。というか、イギリスなどで「リバーシ」と言われるゲームを日本の玩具会社が「オセロ」として発売したもの。これ、授業で使えるな。メモメモ。