昨日はレイモンド・ウィリアムズ研究会。BBCのドキュメンタリーBorder Crossingの検討会と、『レイモンド・ウィリアムズ研究』合評会。前者については、前に書いた印象は変わらず。Politics and Lettersでの総括→危機→ウェールズ回帰というナラティヴのにおいは抜きがたい。しかし、前回はPaul Gilroyが抽象化してるなあ、という悪印象が先に立ったが、最後にドキュメンタリー監督(The Country and the Cityのドキュメンタリー版の監督)のMike Dibbがいいこと言ってるのに気づく。
合評会。といっても執筆者+αという感じだったので、「反省会」と言った方がいいか。しかし、褒め合い・なれ合いとはならず、S木さんが議論・異論を喚起してくださったおかげで、この雑誌の言説的なポジションというか、何に向けられた言説なのかということが明確になったように思う。いや、何に向けてって、「すべてに向けて」なんですがね。
研究会は朝までつづきましたとさ。
帰ってみると、タイミングよく「2010年出版」のつぎの本が届いている。
- 作者: Monika Seidl,Roman Horak,Lawrence Grossberg
- 出版社/メーカー: Routledge
- 発売日: 2009/11/23
- メディア: ペーパーバック
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