熱い一日

 明石書店の状況について、こちらに詳しく載りました。

 本日は三コマ終えて遅れながらTAGTASフォーラム、id:takashimura氏のレクチャーへ。レイモンド・ウィリアムズのDrama in Performanceを精読する。今回は、「読むための準備」を丹念にする回。氏のウィリアムズに関する思考はずっとつきあっているが、今回はこれまでで一番「わかりやすい」ものだったと思う。これは悪い意味ではなく、ウィリアムズにまつわる思考をいろいろな場で試練にさらしてく姿勢がすばらしいということ。

 フーコーについての質問があったが、「制約との交渉」は「系譜学」と言いかえてもほぼ大過ない。もちろん言い方が違うんだから違う、という水準はあるけれども。現在の見えない制約を分節化するために歴史を繙くのだが、その「歴史」そのものが制約を受けている。そこで必要になるのが系譜学なわけだが、今日のタームでは実証主義の果てにある「想像」という跳躍、これが系譜学だということになる。

 来週は自分か。どうなることやら。

 ところで子供が水疱瘡。9度台の熱が出てるから帰ってきて!という悲鳴のようなメールが来たので、レクチャーが終わるなりそそくさと退散。失礼しました。帰ってみると熱は少し落ち着いていたものの、水疱瘡の熱は数日続くそうなので、この週末は厳戒態勢か。