PとQにご注意

 冬休み前の最後の「休日」。括弧付きなのはもちろん来週の授業準備で一日が暮れたからだが。

 来年は本気で博論を仕上げるべく、仕事量を減らす努力をしているのだが、そこは「来た仕事は断らないこと売れない芸人のごとし」、ちびちびと予定が入りつつある。某A文学会は行くかどうか迷っていたのだが、司会の依頼が。あれって、「講師」でもいいんだっけ?と思いつつ、そこは売れない芸人、二つ返事で。

 いや、断らないといっても、殺人の依頼とか、政治的に絶対受けられない仕事とか、来れば断ると思うんですよ。でも、来ない。うまくできている。

 A文学会といえば『A文学研究』。いつもはぱらぱらとめくって終わりなのだが、今回は珍しく味読。翻訳、急がなきゃ。

 来週の読書会に向けて、

Men Without Art

Men Without Art

を開く。内容はまた読書会の後に書くとして、例の"mind your Ps and Qs"という表現に出会い(T. S. EliotはPとQに気をつける=振る舞いや言動に気をつける人だという一節)、そういえばこの表現の由来にファイナルアンサーはあるんだっけ、と思い、調べてみるがやはりどうも由来ははっきりしないらしい。

 由来の説は、例えば、

筆記体で書いたときのpとqの違いに気をつけろ。
・活字組みをする際に、左右逆さまのpとqの間違いに気をつけろ。
・pintとquartを見間違えないように、というバーマンへの警告。

など。他にもいろいろ。結論としては、よくわからんらしい。そうか。