悪口芸

 火曜は読書会、本日は久々に会議のない(といっても先週は風邪で休んだが)水曜日。シラバス書きなど。

 その間、仕事減らすとか言っていたのに来年度の仕事は増える。

 読書会は、これ。

Men Without Art

Men Without Art

 編者による解説によれば、ヘミングウェイの章が一番有名だそうだが、メンバーの関心から、エリオットとウルフの章を読む。

 特にウルフの章は面白かった。ウルフの「モダニスト宣言」ともいうべきエッセイ「ベネット氏とブラウン夫人」を、コテンパンに批判。やっぱりこの人、「悪口芸」の人で、前回は「現代に生まれていたらブログで毎日悪口を書いていそう」とコメントしたが、今回はそれに加えて「2ちゃんねるに常駐していそう」。いや、2ちゃんねるにおける言語活動というのは、かなり高度なものだと思っているが、いかに効果的に「批判」という言語パフォーマンスをするか、という点で、相通ずるものがある。ウルフのことをくり返し「学部生並の云々」とかいう表現など。

 で、病気のウルフさんはルイスの批判を読んで、二日寝込んだ(?)そうです。二日で済んだんだから、まあ軽症。