昨日あたりからどうやら風邪は抜けてきたみたい。しかし、一度再発してるのでまだ気をつけないと。薬は飲み続ける。今週は会議などは休むも、なんとか休講は出さず。本来は、水曜はOY先生講演会@同志社に駆けつけるところだったのがかなわず。木曜にお会いするのがやっとであった。
なんだかんだで本を読むしかない状態が続き、エンプソン関連を。
- 作者: ウイリアム・エンプソン,岩崎宗治
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/04/14
- メディア: 文庫
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- 作者: ウィリアムエンプソン,William Empson,岩崎宗治
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/08/17
- メディア: 文庫
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ドーンと通読。しかし、風邪引きで速読するような本じゃなかった。
で、ド・マン的な読みでいいのかしらという疑念から、これを確認。
- 作者: テリー・イーグルトン,Terry Eagleton,大橋洋一,黒瀬恭子,岩崎徹,鈴木聡,道家英穂
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1986/12/01
- メディア: 単行本
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イーグルトン的な下品さは好きだしやはり必要だと思うし、「道化としての批評家」のド・マン批判も分からなくはないのだが、どうも、それでもまだイーグルトンはエンプソンを汲み尽くせていないというか、「手のひらの上」にいるような感覚を得る。
単なるリベラル・ヒューマニズムと、政治的洗練と、それを嫌うイギリスのマルクス主義の伝統をどこかで引き継ぐイーグルトンと。エンプソン自身がそのあわいで言葉を紡ぎ出していたのではないか、と。
とりあえずここにはそのような直感だけ記しておき、研究会までにもう少し考えるとしよう。