学園のお祭り

 本日から二日間、勤務先大学の学祭。

 学祭といえば、教員は一週間くらい休みでウマーかと思ってたら、とんでもない。学生委員であるせいもあるけど、警備打ち合わせ、警備、クイズ大会に参加など、普段よりも拘束される。

 でも、負けず嫌いな私は、クイズ大会に「絶対勝つ!」と気合いを入れて臨むも、僅差で敗北。くやしい。だって、問題が、世界地図を用意して、「さて、チェコスロヴァキアはどこでしょう?」って、おい!

 『ユリイカ』最新号を、寄稿者のひとりよりいただく。特集は「文化系女子カタログ」。

 「カタログ」って、おいおい……と思いつつ読んでみると、これはなかなかに面白い特集である。何がって、それは、例えば「フェミニズム再考」とか「ポスト・フェミニズム」とか、がっぷり四つで汗をたらすような特集ではなく、「文化」と「女子」について案外淡々と、かつ軽みをもって考察する特集だから。「軽み」というのは、知的な営みには欠かせない、アイロニー的な距離が取られているということ。

 もしくはそれは、私のような「文科系男子」の防衛本能を解除してくれるというだけかもしれないが、それこそが重要なんだと思う。そもそも読まれるためには。

 しかし、高田里惠子さんの議論では、あいかわらず「男子系文化」は死体扱いなんだよね。歴史的には全く正しい診断なんだけど。