連載「文化と労働」について

 雑誌『POSSE』で「文化と労働」という連載を始めることになりました。第23号に掲載された初回は「『アナと雪の女王』におけるポストフェミニズムと労働」。

 連載の主旨といったことは今回は意識的には書いておらず、次号でマニフェスト的なものが書ければいいと思っています。ひとつ言えることは、「文化と労働」の「と」は、ウィリアムズの『文化と社会』の「と」に近いものだということ。つまり、その「と」は現状における二つの項目の分断を表すと同時に、可能なつながりも表し、その分断と結合の有様が現在の私たちにとって重要だということです。……という書き方はするかどうかわかりませんが。一方では、できるだけポピュラーな作品を扱っていくという一種の縛りもかけています。さて、どうなることやら。

POSSE vol.23

POSSE vol.23