配本は年明けになりますが、この翻訳、出ます。苦節4年。分厚いりっぱな本になってくれました。
- 作者: 高山智樹
- 出版社/メーカー: 彩流社
- 発売日: 2010/12/20
- メディア: 単行本
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頂きました。じつはこれ、事情があってもとの博論はすでに読んでいるのだけど、日本語でここまで詳細なウィリアムズ研究が出てくるというのは、記念すべきことだと思います。著者の高山さんは社会学(というか政治学?)なので、ウィリアムズの社会戦略が軸になります。それを軸として、ほとんど評伝とも呼んでよいような形でウィリアムズの思想を追います。必然的に文学方面(批評と作品)はちょっと手薄ですが、それはないものねだりというやつでしょう。