諸々

 なんだかまたご無沙汰してますが、ここのところのいろいろと告知を。

 先週の日曜は新自由主義研究会。最大限(最小限?)に煎じつめれば、これは「文化」という言葉が何をさすか、ということをめぐる闘争の話であろう。この論点の重要性、どうにも理解されない向きがあるので、今後もずっと言っていくしかないのだと思うが。それから、後になって思ったのは、アメリカの冷戦期とイギリスのそれの差異ということでは、アメリカでは「政治性」そのものを排する冷戦リベラリズムがあったいっぽうで、イギリスでは、少なくとも政党政治の水準では、二大政党は「階級の党」ではないことを一生懸命アピールしていたんだよなあ、と思う。いや、それだけですが。

 一週間飛んで、前の土曜は午前中は幼稚園でもちつき。午後はO田さんの出版記念パーティ。気づけば国分寺で夜明け(笑)。O田本、例によって親切には書かれていない(というとご本人はそうではないとおっしゃるかもしれないが)ので、その意義を伝えるのは私たちの仕事だろうということを話す。早速、12月のワイルド協会シンポでは参照しようと思ってます。あ、そのワイルド協会のシンポはこちら。準備は危機的に進んでおりません。さて、どうなることやら。

 そういえば、丑三つ時の国分寺で、このブログの過去の記述について、ジェイムソンが有機体論はまずいだろうとご批判いただいたが、それは全くその通りだと思います。私の意図としては、場合によっては有機体論と区別がつき難いが、それだけの理由で手放すべきではない全体性という論点がジェイムソンの基本だということ。これってウィリアムズにも言えることでして。はい。

 あ、あと、年末に、関曠野さんの東京での講演が決まりました。まだ詳細は言えない感じなので、それについてはまた。