死屍累々

 ああ、剣呑剣呑。野蛮野蛮。

 こんなことがあるとは知識では知っていても体験はしたことのない大学的野蛮さを、体験した今日この頃ですよ。みんなニコニコ善良そうな生活を送っている村に入ってみたら、じつは納屋には死体が埋まっていた、村人たちがニコニコしながら死体を生産していた、みたいなよくある映画的状況というのでしょうか。

 まだまだ。負けぬよ。

マクルーハン理論 (平凡社ライブラリー)

マクルーハン理論 (平凡社ライブラリー)

 マクルーハンって実はまともに読んだことないし、本当に一時のブームが盛りあがり過ぎて痛々しいことになった代表選手みたいなところがあるが、読んでみるとやっぱり、ね。

 面白いのは、最近のメディア思想系の文体と、マクルーハン的ナラティヴってかなり相同的じゃないか、ということ。ディスクリプションだと称して、ある状況の全面化を述べるのだが、それはプレスクリプションになってしまっている、政治的無意識になってしまっているという点で。