土日はエンプソンやりながら卒論の添削しながら来週の授業準備をしながら大学業務の持ち帰ったのをしながら、過ごした。大学教員っていうと羨ましがられる部分はあり、確かにゆったりとした人生を過ごされて羨ましがられても当然な方々もいるけど、「ちゃんと」やったら事実上「休み」という概念は存在しないわけでして。私はどうかって? 文字通り「ちゃんと」はやってませんよ。だって人並みに休みたいもん。
とはいえこの土日はこれっぽっちも休んでないわけだが、そのエンプソン。
ブレヒト=ウィリアムズの「複眼視」に接続というのが一番の柱だったのが、登壇者と司会者のコメントにより崩壊。崩壊まではしてませんが。「二重視」と「複眼視」をいいかげんに等号で結んで使っていたが、違うのね。私が言っているのは「二重視」であって、じゃあそこからどう「複眼視」に行くか、というのが、最大の難所。(もちろん、最初から「複眼視」の定義があって、それにどう結びつけるか、ということではなくて、エンプソン的複眼視をどう語るか、という問題。)
本当に、エンプソンってイヤなオジサンですよ。こっちが力を入れれば入れるほど、ウナギのようにするりと逃げやがる。だからといって今回は手練手管や目くらましを使うことはせず、ベタに、正攻法でいきたい……のだがどうなるやら。
今回はハイデガーを、と思っていたが、それも果たせなさそうだなあ。明日からは金曜までまったく準備の時間はとれなさそうだし。この二冊を土曜までに玩味熟読なんて、そりゃ無理だろう。
- 作者: マルティンハイデッガー,Martin Heidegger,関口浩
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2008/07/10
- メディア: 文庫
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