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 会議。発表準備はなかなか進まず。作品論ではないスタイルなので、なかなかまとまらない。発表というのは今週末、こちらです。

 今回はフォースターについて話す役回りではないのだが、やはり気になっていろいろ読んでいて、

これはもうちょっと早く読んでおくべきだった。以前このブログでも書いた、『ハワーズ・エンド』の自動車について、かなり説得的な議論。レナード・バストが住む地域は、けなし言葉としての「郊外(suburbia)」にカテゴライズされるという点も意識してなかった。『ダロウェイ夫人』論も(まだ読んでないが)最近書いて出した論文に関係していそう。こちらは手遅れ。

 これを読んでいて思ったのだが、

An Atlas of the European Novel, 1800-1900

An Atlas of the European Novel, 1800-1900

の、20世紀版を出してくれるとありがたいなあ。自分でやってみるか。世界地図にモダニズム作品の舞台を書きこんで。

 もうすぐ後期も始まろうかというときに、この発表、編集委員をしている論集の論文読み、来週には出せとせっつかれている翻訳……もう少しだらだらと生きる計画だったんだがなあ。