会議。発表準備はなかなか進まず。作品論ではないスタイルなので、なかなかまとまらない。発表というのは今週末、こちらです。
今回はフォースターについて話す役回りではないのだが、やはり気になっていろいろ読んでいて、
これはもうちょっと早く読んでおくべきだった。以前このブログでも書いた、『ハワーズ・エンド』の自動車について、かなり説得的な議論。レナード・バストが住む地域は、けなし言葉としての「郊外(suburbia)」にカテゴライズされるという点も意識してなかった。『ダロウェイ夫人』論も(まだ読んでないが)最近書いて出した論文に関係していそう。こちらは手遅れ。
これを読んでいて思ったのだが、
An Atlas of the European Novel, 1800-1900
- 作者: Franco Moretti
- 出版社/メーカー: Verso
- 発売日: 1998/08/17
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログ (1件) を見る
の、20世紀版を出してくれるとありがたいなあ。自分でやってみるか。世界地図にモダニズム作品の舞台を書きこんで。
もうすぐ後期も始まろうかというときに、この発表、編集委員をしている論集の論文読み、来週には出せとせっつかれている翻訳……もう少しだらだらと生きる計画だったんだがなあ。