第10回新自由主義読書会

 告知です。ショートノーティスのわりにテキストは分厚いです。つまり、読みとおさなくてもこの本がまるっと分かる会になるのだと思います。

第10回新自由主義読書会

日時:5月9日(日) 午後4時より
場所:国際研究館5階 ゼミ室2

テキスト
ジョック・ヤング 『排除型社会――後期近代における犯罪・雇用・差異』
発表者 三浦玲一

酒井隆史とか渋谷望なんかもしばしば言及するヤングの『排除型社会』です。長いです。よく話しが分からないところもあるんで、結構、批判的に介入します。ポイントは、1)ヤングの一連の仕事のなかで、犯罪学が、いわば、現在の文化を理解するうえで非常に重要な位置に躍り出たこと、2)そのなかで、既存の新自由主義批判の言説を非常に整合的にまとめたこと、3)そして、その新自由主義批判が多文化主義批判にも及んだことだと思われます。