自分がイヤになっちゃう

 ここのところ、前任校の卒論指導のためしばらく京都に行ったりしておりました。8ヶ月ぶりの古巣、なつかしいというよりは、普通に出勤したような「当たり前感」があって奇妙な感じ。全員無事卒論を仕上げ、提出。

 前任校の英文科会議室は、それはいい眺めを誇っております。色づく比叡山を一望。

 本日は以前の東京時代からお世話になっている研究者ご夫妻と娘さん(5歳、でしたよね?)を自宅にお招きして食事会。子供たちは大喜びで縦横無尽に遊び回っておりました。

 最近双子ネタが少ないですが、面白いのは言葉の発達でしょうか。どこで覚えたのやら、という言葉を誤用も含めて使います。

 例えば庭で遊んでいて手に棘が刺さったらしく、痛い痛いと泣いている。ところが何かの拍子で、突然に「自分がイヤになっちゃう〜!」と連呼しながら大泣き。なんだそりゃ。

 寝かしつけの際、羊を初めとして子供からリクエストのあったものを「数える」のが習慣になっているが、昨日は「えーと、つぎは〜、つぎは〜」と考えて、何も思いつかなくなったらしく、「つぎは、つぎのもの!」という逃げを打つ、とか。(ええ、確かにそういう誤魔化し方をしてますよ、親が。)

 しかし最近誤用が激しいのは、「〜してあげる」と「〜してくれる」の誤用。主客を間違った使い方をよくする。「私に〜してあげて!」、さらには「私に〜してくれて!」など、おそらく意図は間違っておらず、主客の立場を転倒させれば通じる言い方なのだが、それゆえに間違える。

追記:双子一号機の最近の決めぜりふは「悲しい気持ちになってきた」。今も、「お姉ちゃん帰っちゃって悲しい気持ちになってきた」と。