小反省会

 気づけば7月。本当に、気づけば、という感じで時間が経っていきました。

 本務校はまだ3週間ほどあるが、非常勤は揃って来週で終わりということで、なんとなく「先」が見えてきた。そこで反省会。(こうやって「先」を見ちゃうと、残りの授業期間が精神的にしんどくなるのは分かりつつ。)

 まあとにかく、今学期の私の授業を取った(取らされた)みなさんには申し訳ないというほかないが、新規の授業が9コマというのは、自転車操業という以外の言葉が見つからないような状況を意味するのであって、来学期以降は大幅な調整が必要であろう。

 そんなこんなで、「私立から国立に移って暇でしょう」というような紋切り型に対しては声を大にしておきたいのだが、去年より確実に忙しかったです。まだ過去形にできないけど。

 いや、(初年度ゆえに)委員会業務やその他業務が少なくなっていることは確実なのだが(でも会議の数は同じくらいか)、なぜこんなに忙しい感じがするのか、考えてみた。

 まず、授業準備に時間がかかっていること。これは致し方のないところ。本務校の英語の授業なんて、教材準備と小テスト作成、小テストの添削などで、授業時間の倍くらいの時間をかけている感じ。「研究日」のはずの月曜日は丸一日授業準備(それでも全然終わらない)。もう少し効率的な方法を考えないと。でもなあ、これだけの、それなりの、努力など知ろうともしないで叫ばれる「改革」の声に、ここまで真面目にやるのはアホらし、という当たり前の気持ちが早速芽生えていたりして。

 そして、もうひとつはなんと、「1限がないこと」。今年は軒並み2限以降に授業が入っており、そのような状況は初めてなのだが、これって意外と時間をうまく使えない。朝は7時から8時くらいに起きる(子供に起こされるとも言う)のだが、その後2限までに非常に中途半端な時間があり、それをうまく使えていない。で、2限からなもんだから、授業が終わるのが遅くなる。気づけばもう夕方で、夕食をとったら子供の風呂入れ、寝かしつけでもうとっぷり。このサイクルがまずい。

 というわけで来年度は一限を積極的に入れて、授業は午前中に終えてしまい、午後は愉快に研究・翻訳というペースにできないかしら、と今から考えているとかいないとか。

追記:そうそう、もうひとつ反省点が。多くの授業で課題をメール提出させていて、面倒くさいので受け取りを返信していなかったら、(こっちには届いていない課題について)「送ったんですが」というちょっと疑わしい主張をする学生が現れ始めたので、真偽は分からないものの、今後は受け取り確認を送ることにせねば。

追記2:反省といいつつ授業のことばかりで研究方面のことを忘れてた。まあでも、TAGTASフォーラム以外は「無」なんですよ。ええ。翻訳も進んでないし……。夏休みに賭けます。でも、秋のSwansea企画が実現することになったので、それは大きな収穫か。いや、収穫じゃなくてまだ種を植えただけなんだからこれから、これから。