鬱です。なぜかというと、いつかどこかで(つまりここで)書いたように、カメムシは私の天敵で、緑の多い京都に移って以来、毎冬その天敵との戦いが再開されていたところに、「三重で例年の100倍のカメムシが発生」などというニュースが伝わってきたため。
どうやら、ぺニーロイヤルミントが虫除け、カメムシ除けにいいらしい。よし、買ってこよう。うちを、ペニーロイヤルミントだらけの花畑にしてやる。
今日はちょっと「活動」をしつつ、月末の締切に向けて再始動。まあほとんどネタは揃っているのだが、これが未チェックだったので読む。
Movement, Manifesto, Melee: The Modernist Group, 1910-1914
- 作者: Milton A. Cohen
- 出版社/メーカー: Lexington Books
- 発売日: 2004/09/01
- メディア: ペーパーバック
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あ、だめだこりゃ。今「アヴァンギャルド」や「マニフェスト」を問題にする意味が全く分かっていないというか、そういう批評的意識はなし。ひたすら記述的。以上。
しかし、記述的な分、おいしい「おまけ」が。第一次大戦前に雨後の筍のように発生した、ヨーロッパの前衛芸術グループが、長大なappendixでリスト化されている(なにしろ、本文は180頁くらいで終わり、その後はappendixだけで120頁くらいある)。創設者、期間、参加者、展示会や作品、マニフェストなどがカタログ化されて。「カタログ」として持っておけばよい本かも。
もう、書けそうだな。書いちゃおうか。
その後は来月のエンプソン。やはりめざすは「二重視」「複眼視」の理論化(抽象化という意味ではなく)であろうか。要するにmelaniekさん発案の「メタベタ」*1と言いかえてもよいわけで、ここのところのウィリアムズ読解と、去年の末にすでに研究会で報告した内容を合わせれば、これももう書けそうな気が。でも、原稿は締切前に呻吟するものなので、もう少しだらだらしようか。というかまだChristopher Norrisの一連のエンプソン論を読んでないし。
*1:そういえばご本人に言い忘れていたが、これは私の「メタメタ」への参照をしていただいていたわけで、恐縮です。これは全然言葉遊びじゃないですぞ。メタメタに行かなきゃいけない歴史的必然性の中で「メタメタメタ……ベタ!」といく切断をベタにならずにどうやるか、ということで。……時には幼児的言語で思考を遊ばせるのは重要だなと思う。