Remembering Hiroshima

 土日は日本英文学会の全国大会@広島大学。日曜の午後は打ち合わせなどして本日帰京。

 学会の中身については……いろいろと書くべきことや書けないことが満載で、何を書こうかと一瞬逡巡しましたが、何も書かないことに決定。勉強になりました、とだけ書いておこう。人生の。

 日曜の午後は打ち合わせの後、夕刻に駆け足で観光。といっても小学生のころ、二度ほど来たことはある。基本は、これでしょう。


 涼風の吹く夕刻の広島を歩いていて、なぜこんなに「見覚え」のある風景なんだろうかと、奇妙な感覚に襲われる。なんというか、広島の「風景」は、私たちの集合的意識にすり込まれているというか。いや、そんな物言いが「ヤバイ」のは分かっているし、私自身は広島が初めてなわけではないが。夕暮れの時間帯も効を奏してか、場所に歴史の地層が全て現前しているような、踏みしめているアスファルトのすぐ下に骨が埋まっているような感覚に襲われる。