エムプソン

 『ダロウェイ夫人』シンポは無事終了。私の発表も大変好評だったようで、何より。

 いい学会やシンポの後には膨大なリーディング・リストが出来上がるものだが、今回も、「あれも読まなきゃ、これも読まなきゃ」という課題が沢山残った。

 その中でも、長期的に取り組みたいと思わされたのは、エンプソン。なぜ突然エンプソン?というところだろうがその辺は話せば長くなる。直接的には、『ダロウェイ夫人』とパストラルというテーマが発表の一部にかかわっていて、これは読んだか?ということなのだが、

Some Versions of Pastoral (New Directions Paperbook ; 92)

Some Versions of Pastoral (New Directions Paperbook ; 92)

はい、読んでません。ただ、やっかいな本であろうことは分かり切っているので、集団的に読みたいな、と。

 第一章のProletarian Pastoral(かな?今ちょっと正確なところが分かりません)は、日本の雑誌で発表されており、その発表媒体『新英米文学』というのが云々、日本の後は中国に行って長征に参加して云々、と耳学問

 とりあえず入手しておこうと調べたら、翻訳がある。しかし絶版。古書も出回っていなくてアマゾンではプレミア価格。