かなり参っていたみたいで、連れ合いに指摘される(言葉遣いが乱暴になっていたみたい)。自分で気づいてないだけに、まずい。
ということで、体力・精神力が低下した時の定番、「焼肉の日」である。今日だけは脳内自動カロリー計算機をオフにして、食べまくる。
立て続けに頂いた本を紹介。
阿部公彦編『しみじみ読むイギリス・アイルランド文学』(松柏社)
アマゾンはまだなので、出版社にリンクしておきます。
短い序文を読んで、阿部氏の文体の特徴に気づく。教科書的に言えばバフチンのヘテログロッシアなのだが、そういう水準とは別に、どう考えても氏の身の回りの人物のものと思しき文体(というより口語体)が突然するりと入ってきたりするのだ。今回は、気のせいでなければ私の指導教官が飲み会で、いや授業でも(どっちでもあまり変わらないのだが)言いそうな文体(つまりべらんめえ調)が信じられないようなタイミングで放たれるのである。
芸術と脳科学の対話―バルテュスとゼキによる本質的なものの探求
- 作者: バルテュス,セミールゼキ,Balthus,Semir Zeki,桑田光平
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 単行本
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フランスの地では、第三の文化が盛んである。ゼキさんは『脳は美をいかに感じるか―ピカソやモネが見た世界』も翻訳があって、購入したが未読。これとあわせて早く読みたい人。翻訳チェックに少し協力しました。