これは授業ではない・・・だって、模擬授業だもん

 雪の吹きすさぶ中、進学説明会での模擬授業@大阪ドームニュージーランド出のALT(Assistant Language Teacherの略)と一緒に行って、NHK英語講座的な授業。通訳してるだけなので、楽だな、この授業形態。今後の模擬授業に採用決定。

 そのALT、知らなかったのだが美術史が専門で、修士号を持っているそうな。これから日本で博士課程に進みたいとのことで、進路相談。日本の美術史を日本に来て研究するというのは良いとして、その後ポストを日本で探すとなると、難しいのではないか(英語圏で地域研究者としてポストを探すならいいけど)などなど。だんだん暗くなる。修士論文では絵画のタイトルと作品との関係について書いたとのことで、試しにフーコーの名前を出すと、敏感に反応。かなりよく本を読んでる。アメリカの(そして日本の)アカデミズムにおける「政治的批評」(あくまで括弧付きね)は、単にself-perpetuatingなものだとか、盛り上がる。こんなにものを分かっているニュージーランド人は初めてなので(いや、ニュージーランド人自体2人くらいしか知らないが)、ちょっと感動。