名無しのシンデレラ

レベッカ [DVD]

レベッカ [DVD]

 卒論発表。『レベッカ』、ハリポタなど。↑この『レベッカ』のDVD、商品画像はないけど、500円って・・・古い映画のDVDは、画質がアレな場合があるが、どうなんだろう。

 なんにせよ、どうやら学生が『レベッカ』に何らかの興味を抱くのは、その典型的シンデレラ・ストーリーの部分らしい。先日の『エマ』といい、女子大で文学を教える際には、「シンデレラもので釣っておいて不意打ち」というのが一つの「型」にはなりそうだ。

 まだ読んでないけど、本日届いた本を少々。

Culture and Materialism (Radical Thinkers)

Culture and Materialism (Radical Thinkers)

 この本は?と疑問を持ちながら購入してみると、1980年に出ていたProblems in Materialism and Cultureのリプリント。なぜタイトルを変えたんだろう。でも、長らく入手不可能になっていて、図書館にもあまりない本だったので、再版はうれしい。

Archaeologies of the Future: The Desire Called Utopia and Other Science Fictions (Poetics of Social Forms)

Archaeologies of the Future: The Desire Called Utopia and Other Science Fictions (Poetics of Social Forms)

 ジェイムソン大老の大著。90年代にポストモダニズムグローバリズムなどに走った後に、ようやく『政治的無意識』から直接連続するような問題系に、SFを媒介として帰ってきた(のか?)

 第二部は個別SF作品に関する単発論文を集めていて、いくつかすでに雑誌で読んだものも入っている。本にまとまってくれるのは、これもうれしい。