ベンジャミン

 自分が使っているプロヴァイダーがso-netなので、なんとなくこのso-net blogを使い始めたが、どうも「緊急メンテナンス」が多いし、アクセスしにくい時間帯がある(今がそう)。引っ越そうかしら。

 本日は「休日」なのに業務が入り、大学へ。いまさら導入予定のマークシート・リーダーの業者プレゼン。

 前半だけ読んで放り出していた、テリー・イーグルトン『ワルターベンヤミン:革命的批評に向けて』を読了。

 翻訳のタイトルの問題(「ワルター・ベンジャミン?」)は触れないとして(触れてるし)、やはり第一章「バロックアレゴリー」が白眉であると思う。ベンヤミンアレゴリー論を、リーヴィスなどの有機体論に向けるというのは、イーグルトンその後の著作(『文学とは何か』)を知っているわれわれにはわかりやすい話であり、またそこにはウィリアムズへの批判も込められているわけだけど、「シンボル/アレゴリー」論だけではベンヤミンの危うさ(ウィリアムズにも共有される危うさ)が「救い出せない」だろう。その辺、ウルフに引きつけて論じられないものか。

 明日は再び高校訪問で岡山へ。我ながらよく働いてます。