『ジョン・ウィック』は第一作以降はもういいやと思っていたのだけど、卒論の口頭試問など終わって疲れ果て、何も考えなくていいものを観たいと思って放映。
結局、『ジョン・ウィック』シリーズというのは組織を抜けて仕事を辞めたいのに巻きこまれ続けて辞められない人の話で、現代的な老後の不可能性(拙著『新しい声を聞くぼくたち』『はたらく物語』を参照)の話でもあり、また、もう続けたくないのに人気が出ちゃったものだからシリーズ続編に出続けなくちゃいけなくなった俳優(キアヌ)の話なのかもしれない。自己言及だったのか。
第一作の、犬の恨みで大虐殺というネタが面白かったのだけど、というかそれだけが面白かったのだけど、それを微妙に回収。
しかし、この邦題で、しかもconsequenceというキーワードは字幕では何か違う日本語に訳されていて(何だったか忘れた)、意味が分かる人はいるんでしょうか。原題のChapter 4じゃダメだったのかね。
以上!