文庫化記念

 そんなわけで今日は気を取り直して学会準備な一日。考えてみれば、私は司会もやるわけで、前口上だとか講師の紹介だとか各講師の発表要旨だとかがあるので、自分の話はそんなにできないんだよね、なんて逃げに走ってたりして。いやでも成人教育の話は面白いので気合い入れていきます。

 本務校の大学院のゼミ、今読んでるのは前期で終わる予定なので、続きの教科書を考えていて、そうだ、『政治的無意識』文庫化記念に読むというのはどうだい、と思いつく。アマゾンでの秀逸なレビューも述べているように、大学院時代にこれとウンウン格闘するのはいい思い出になるはずだし(思い出づくりかよ)。しかし真面目な話、このころの英米の批評で今の大学院生に、「とりあえず黙って読んどけ」といえるのはこれくらい、と言ったら言いすぎだけどそのうちの一冊ですので。

 で、私は受講者と相談の上、が基本なので、「多分大変だけど読む?」と投げたら参加者たちは何が待ち受けているのか知ってか知らずか、読みたいとのことなのでめでたく決定。

政治的無意識 社会的象徴行為としての物語 (平凡社ライブラリー)

政治的無意識 社会的象徴行為としての物語 (平凡社ライブラリー)