And All That

 久々に音楽ネタ。

Endless Summer (Reis)

Endless Summer (Reis)

 ずっと気になっていたFenneszをついに。おお、電子ノイズ叙情。電子ノイズは叙情を志向する必要があるか、なんて、アンドロイドは電気羊の夢を見るか、みたいでちょっといい。早く来い来い夏休み。

Difference Between Me & You Is That Im Not on Fire

Difference Between Me & You Is That Im Not on Fire

 これは最近偶然知ったがすでに解散したバンド。なぜ食指を伸ばしたかというと、ウェールズカーディフのバンドだということで、最近の意味不明なウェールズ嗜好から、ということと、曲のタイトルが"Lucky Jim"だの"1956 and All That"だの、エイブンガク的にちょっと気になるものだったため。泥臭いロックであるが名曲系も差しはさまれており、結構良い。

 ちなみに、"...and All That"というのは、歴史を風刺的に書きかえるイギリスのユーモア本の伝統芸で、1930年の1066 and All Thatが始祖(だよね?)。1956 and All That以外には、1984 and All Thatとか、1966 and All Thatとか……。

 1984といえば(自由連想)、オーウェルの『1984年』の新訳が意外な方の手によって出されると思ったら、村上春樹の『1Q84』は大人気らしく、注文してるのに届きやしない。*1

 とかやっているうちにそのウェールズ行きがいよいよ具体化しそうな雲行き。

*1:と思ったら今日品切れでキャンセルという連絡が。大学の研究費用の本屋なのだが、使えねえ。増刷中なのは分かっているのに……。