発表準備のあいだは「時が止まって」いるような感じになるのはいつものことで、その時が動き出す。というか、たまっていた雑事の処理を開始するというだけですが。
インフルエンザの予防接種。何年ぶりか。ひたすらに子供にうつさないために。掃除。部屋はそれはもう大変なことになっているが、それを「掃除するぞ!」という決意を固める。実践は明日。子供と散歩。本当に久しぶり。止まっていた翻訳も再開。あいかわらずだらだらとハイデガーを読んだり、なぜかナイポールを読んだり。
- 作者: 漆原友紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/11/21
- メディア: コミック
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こっちも終わってしまった……。『暁星記』に続き、「人類学・民俗学的マンガ」がもうひとつ終了。
しかし、人類学の人たちって、文学に負けず劣らずうつむき加減で仕事をしている印象だが、ポストコロニアル状況とポストコロニアル批評による批判というのは、人類学の苦境の本質的原因ではないのではないか。と断言してみる。
いやつまり、こういうポピュラー・カルチャーの水準で人類学的なものが物語的想像力をかき立て続けているのは確かであり、そうならば、今こそ文学的なものが重要であるのと同じ理由で、「人間」を問題とする人類学の重要性も、まったく減ってはいないのではないか、ということ。